Streaming for METAL !

音楽ストリーミングサービス・サブスクで、ヘヴィ・メタル、ハード・ロックを味わい尽くそう!

【楽曲紹介】アポクリファ(APOCRYPHA)「Alexander The King」

※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!

 

アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、アポクリファAPOCRYPHAが、1988年にリリースした2枚目のアルバム『The Eyes of Timeの 4曲目に収録。

 

80年代をメタルシーンを一時期席巻した、数多のシュラプネルレコーズ系作品の中心は、あくまでも速弾きギタリスト達のソロ作でしたが、レーサーXを代表格とした、速弾きギタリストが在籍するバンド系の作品も、正統派のヘヴィ・メタルファンにとっては、改めて偏見なしに味わい直したい一群と言えるでしょう。

 

このアポクリファは、そうしたバンド系では比較的知名度が低いバンドですね。すでにシュラプネル関連作が、雨後のタケノコのごとく出てきて、ギタープレイ、バンド自体のサウンド、ジャケットのアートワーク(本作もお抱えのガイ・エイチソンが担当)と、どれも似たり寄ったりな印象がしてしまい、完全に飽和状態になっていましたからね。

 

アポクリファもデビュー作と3枚目は、日本盤が出ていましたけど、2枚目の本作は輸入盤のみだったような?気がします。ところが、色々とタイミングが悪かっただけで、むしろ本作の出来が、一番良いと言えるでしょう。

 

まず、デビュー作に続き、プロデューサーがマーティー・フリードマンというのは、今のマーティーを見ていると、ちょっと意外な感じがします。シュラプネルのお抱えエンジニア、スティーヴ・フォンタノによる、モコモコした怪しげなサウンドプロダクション(汗)が残念ですけど、80sのUSパワー・メタルの王道を行く揺るぎない方向性は、今の時代に聴いても胸熱になれます。

 

今回ピックアップした「Alexander The King」は、スピーディーに終始疾走しまくる、典型的なUSパワー・メタル・チューンです!シュラプネルであることを主張する、トニー・フレディアンネリの、凄まじく強引なネオクラ光速プレイが、疾走するリズムの中で躍動する様は、実にスリリング!

 

ヴォーカル、ドラムのレベルもなかなかのものですし、こうしたキラーチューンが後数曲ずつアルバムに入っていたら(難しいでしょうけど、、)、ヴィシャス・ルーマーズのような存在になっていたかもしれません。

 

ちなみに、バンド名が覚えにくく、呼びにくいので、いまだに”アポカリプティカ”とごっちゃになってしまいます(笑)。

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Alexander the King

Alexander the King

  • provided courtesy of iTunes