※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
アメリカのメロディアス・ハード・ロック・プロジェクト、メッカ(MECCA)が、2002年にリリースした1枚目のアルバム『Mecca』の3曲目に収録。
先日、ストリーミングの新作リコメンドで出てきたのが、このメッカのベストアルバム『20 Years』でした。デビュー作から20周年のタイトルを見て、もうそんなに時間が経過したのかと、軽く驚いてしまいました。
90年代末期から2000年代初期にかけて、イギリスのエスケイプミュージックに続き、新進レーベルだったイタリアのフロンティアーズレコーズが登場。日本ではメロハーのプチブーム?が起こりましたけど、フロンティアーズの評判を上げた有力プロジェクトのひとつがメッカでしたね。
いつも80年代や90年代初頭くらいまでのメロハー楽曲を中心にご紹介しているので、メッカの存在は、つい最近の出来事のように思えていたんですが、20年も前になってしまったんですね〜。
メッカはシンガー、ソングライターのジョー・ヴァナを中心としたプロジェクトで、デビュー作には、TOTOの元シンガー、ファーギー・フレデリクセン、同じくTOTOのベーシストだったデヴィッド・ハンゲイト、さらにプロデュースにはサバイバーのジム・ピートリックと、その出音が容易に想像できそうな面子が揃っています。
その期待通り、80年代のTOTO、サバイバー辺りの流れを汲む、高品質なメロハー、産業ロック系サウンドを、200年代に見事に蘇らせています。派手さはないものの、アーバンで大人の雰囲気も漂うメロハーは、じっくり愛聴できる魅力を備えていますね。
今回ピックアップした「Can't Stop Love」は、メッカの代表曲でのひとつで、メロディアスで爽快なサウンドの中で、ジョーとファーギーの熱いツインヴォイスが躍動する佳曲です!これぞジム・ピートリック節!と言いたくなる、ツボを心得たコード&メロディの展開が、高揚感と感動を呼び覚ましてくれます。
ストリーミングで聴ける『20 Years』には、20年間でわずか3枚のみリリースされた、アルバム全てが収められています。さらにボーナストラックも収録されているので、メッカの全貌に改めて触れるのに最適でしょう。
ぜひ、一度聴いてみてください!