※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
※美旋律、メロハー好きなら追求したいAORの魅力をメタル視点で紹介していきます。
フランスのメロディアス・ロック ・マルチクリエイター、フレデリック・スラマ(Frederic Slama)が主宰する、メロディアス・ロック・プロジェクト、AOR(エーオーアール)が、2013年にリリースした9枚目のアルバム『The Secrets of L.A.』の1曲目に収録。
どの世界も「好きこそものの上手あれ」を地でいく超絶なマニアはいますが、西海岸のメロディアス・ロック、AORの世界にフォーカスすると、フレドリック・スラマの右に出るものはそうそういないでしょう。
LAからほど遠いパリで1963年に生まれたフレデリックは、幼少期からウエストコーストの音楽に興味を持って楽器を始める一方、父親の仕事を手伝う形で17歳からプロジャーナリストとして活動を開始。LAには14歳で初渡米を皮切りに、何度も訪れては長期滞在し、その中で有名アーティストへの取材を通じて、LAの音楽シーンと強固な繋がりを獲得していきました。
音楽ジャーナリストとして、フランスに数多のAORやメロディアス・ロックを紹介するのに飽き足らず、1992年にはソロでの音楽活動を始動。そして2000年には自らが主導してLAの著名ミュージシャンを大勢起用した、その名も「AOR」というバンド形式のプロジェクトを始動したわけです。
以来、その創作意欲はとにかく半端ない!「なんちゃらLA」と名付けられたアルバムを「メロディアスロック界のフランク・ザッパかい!」と突っ込みたくなるほどに(笑)、超絶コンスタントに大量リリースを続けてきました。
どれも安っぽいAORコンピみたいなジャケで(失礼!)、もうどれがどれだかご本人もわかってるのか?心配になってきますが、TOTO関連をはじめ、ここでは到底書ききれないほどの西海岸を中心とした著名ミュージシャンを集めまくった情熱と人脈は、素直に凄いなあ~と思えますね~。
ストリーミングには現状全てではないものの、大半の作品が公開されています。今回は日本盤もリリースされた比較的アーバンでメロウなテイストよりも、エッジの効いたメロハー色の強い作品から、「Deep Whirlpool」をピックアップしました!
お馴染みメロハー職人のトミー・デナンダーらによるバックトラックに合わせて、ここではファーギー・フレデリクセンがお馴染みの透き通る珠玉のハイトーンヴォイスを披露してくれています。フレデリックの好きだからこそのツボを得たソングライティングもさすがですね!
正直、全アルバムをじっくり聴くまで至っていないんですが(汗)、ストリーミングで地道に聴いていきたいですし、彼の著書はアマゾンで買えるので(日本のAORの本も!)、ゆくゆくは読んでみたいと思います!
この曲はメロハーですけど、今日はブログのAORカテゴリーもつけときます(笑)。
ぜひ、一度聴いてみてください!