※80sメタル好きの暗黒期、90年代の良心的楽曲を紹介していきます!
イギリスのハード・ロック・バンド、 クワイアボーイズ(THE QUIREBOYS)が、1990年にリリースした1枚目のアルバム『A Bit Of What You Fancy』の1曲目に収録。
先日、クワイアボーイズのヴォーカリストであるスパイクが、バンドから解雇された!という、なかなかしょっぱいニュースを見て、今回は懐かしのクワイアボーイズでいってみましょう〜。
それにしても、スパイクはフロントマンというだけでなく、バンドの創始者かつ唯一のオリジナルメンバーですからね〜。まあ、メタルシーンに限らず、この手のお家騒動は古今東西なくならないわけですが、理由はどうあれ、創始者を追い出すという行為はダメだろ〜と言わざるを得ません。
しかも、オリジナルメンバーがいなくなったバンドって、、もうクワイアボーイズって名乗ったらいかんでしょ、それ(笑)。気に入らないなら、他のメンバーで出ていって違うバンドを結成すればいいわけで。
結局、同じようなバンド名が2つ存在する、ラットのような泥沼化もあるわけですけど、今回も”スパイクズ・クワイアボーイズ”とかが誕生しそうな予感がします(笑)。
さて、クワイアボーイズといえば、90年代初頭にブリティッシュ・ロックの救世主!的な激推しで、プロモーションされていましたね。それに釣られて当時買ってしまいましたが(笑)、アルバム全体の印象としては逆に薄かったりします。
90年の東京ドームでのカウントダウンに出演時にライヴを観ましたが、これもあまり思い出せないんですよね〜。というのも今回ピックアップしたリードトラック「7 O'Clock」の印象が強すぎて、この曲以外思い出せなかったりします(笑)
いわゆるフェイセズあたりの伝統的なブリティッシュ・ロックを90年代にヴァージョンアップして甦らせた曲調ですけど、この軽快なノリのロックンロールは、肩の力を抜いて理屈抜きに楽しく聴ける、時代を超えた佳曲ですよね〜。
しゃがれた味わい深い声で歌うスパイクを始め、とてもデビュー作とは思えないパフォーマンスで、当時強力なニューカマー登場ともてはやされたのも、ある程度うなづけるでしょう。この手のサウンドは正直積極的に触れてはいないんですけど、この曲だけは不思議と数年に1回くらい聴きたくなります!
ぜひ、一度聴いてみてください!