※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本の女性ロック・シンガー、 アン・ルイス(Ann Lewis)が、1986年にリリースしたアルバム『遊女』の1曲目に収録。その他、ベストアルバムにも収録。
今回はジャパメタ拡大解釈シリーズ?で、ちょっと懐かしのアン・ルイスでいってみましょう〜。なぜにアンさんをジャパメタで取り上げたのか?といえば、84年に日比谷野音で開催された伝説の音楽フェス「MUSIC WAVE 84」に出演した事実が、個人的には大きいですね。
何せフェスのラインナップが、アースシェイカー、メイク・アップ、44マグナム、そして浜田麻里と、今となってはジャパメタファンにとって夢の競演でした。そこにアンがいるという謎の状況だったわけですが、その時のイメージが強く残っているんです。
当時NHK総合TVで放送されるという奇跡もあったので記憶されている方も多いでしょうが、さすがにダイハードなジャパメタファンにアンは受けが悪く、トイレタイムになっているのが映像から伝わりましたけど汗、のちに国民的ヒット曲となる「六本木心中」などを、派手なダンスを交えてパフォーマンスしていました。
その頃からでしょうか、70年代の歌謡曲から次第に歌謡ロック路線に舵を切り、もはやHM/HRといって差し支えない楽曲も歌うようになっていきました。元々アン自体がハード・ロック好きだったということで、やりたい音楽性を自身の楽曲にも投影するようになったのでしょう。
今回ピックアップした「Honey Dripper」は、アクションの高橋ヨシロウが手がけたストレートでキャッチーな真性ハード・ロック・チューンです!ノリの良いリズム、ドライヴするディストーションギターと、ジャパメタと言っても全然差し支えないゴキゲンなナンバーですよね。
何より圧倒的な歌唱力で定評のあるアンですから、見事に歌いこなしていますし、いつも以上のパワフルな歌唱もクールですね。アクションが翌年発売したアルバム「MOVIN' AND ROCKN'」にセルフカヴァーが収録されていて、聴き比べるのも面白いでしょう。
この曲に限らず、有名なアースシェイカーのマーシーとのデュエット「天使よ故郷を見よ」や、ジェイク・E・リーのゲスト参加など、HM/HR絡みの楽曲が散見されるので、ストリーミングで色々聴いてみるのも発見があると思います!
ぜひ、一度聴いてみてください!