※まさにHM/HRの黄金時代、80年代を彩った楽曲を振り返ります!
イギリスのハード・ロック・バンド、スタンピード(STAMPEDE)が、1983年にリリースした2枚目のアルバム『Hurricane Town』の8曲目に収録。
ストリーミングのオススメになぜかしつこくこのアルバムが出てきたので(笑)、今回はNWOBHM絡みのスタンピードでいってみましょう〜。
恵まれたルックスと非凡なギタープレイで、日本でも一部のHM/HRファンにはソロアーティストとしてもお馴染みのローレンス・アーチャー(G)と、その義理の父であるリューベン・アーチャー(Vo)を中心とするスタンピード。81年に始動していますからNWOBHMとしては後発組となりますね。
それ以前では2人でワイルド・ホーセズ、リューベンがライオンハートに在籍し、またローレンスがのちにUFOやフィル・ライノットのグランド・スラムで活躍するなど、ブリティッシュ・ハード・ロックの様々なバンドと関連しています。
スタンピード自体のデビューは82年で、1枚目はレディング・フェスティヴァル他のライヴ音源による作品でした。スタジオ作品としては本作が初音源となり、1枚目に収められた楽曲も、スタジオヴァージョンとして再収録されています。
ゲストにマグナムのマーク・スタンウェイ(Key)を迎え、NWOBHMとしては全体にポップな仕上がりでしたが、メロハーというにはハードだし、メタルというには軟派すぎる、、良い意味ではどちらにもつかないサウンドを奏でていました。それでも英国産ハード・ロックならではムードが、しっかりと全体を覆っています。
今回ピックアップした「The Runner」は、忙しなくもキャッチーなギターリフと、浮遊感のあるメロディが独特な雰囲気を産んでいる、スピード感のあるハード・ロック・チューンです!ローレンスのギターも必要以上にフィーチャーされていますね〜。
この曲は1枚目のライヴでも演奏されており、BPMを若干落とした分、よりタイトで聴きやすい印象です。正直これという決め曲が難しいバンドですが、どれも及第点をつけられるので、自分好み1曲を見つけていただきたいと思います!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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