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【楽曲紹介】アラン・ホールズワース(Alan Holdsworth)「Road Games」

※まさにHM/HRの黄金時代、80年代を彩った楽曲を振り返ります!

 

イギリスのジャズ/ フュージョン / ロック・ギタリスト、  アラン・ホールズワースAlan Holdsworth)が、1983年にリリースした、EP『Road Games』の2曲目に収録。

 

アランが2017年に亡くなって今年で5年の歳月が経ちましたけど、今なお世界中のギタリストにとっては研究対象になっています。もちろんアラン自体はメタル系のギタリストではないものの、以前ご紹介したアル・ディ・メオラ同様に、ジャンルは違えど多くのHM/HR系ギタリストには別格として崇められてきました。

 

その異次元のプレイ自体が評価されているのは言うまでもないことですが、理由の一つとして、エディ・ヴァン・ヘイレンが尊敬するギタリストとして真っ先に名前をあげたことの影響が大きいでしょう。UK脱退後に知る人ぞ知る孤高のギタリストとしてソロ活動していたアランを、多くの人々に知らしめたいと願ったエディは、メジャーのワーナーとの契約のアシストを行います。

 

ヴァン・ヘイレンでお馴染みのテッド・テンプルマンをプロデューサーに迎え、エディも共同作業をしていくはずが、あろうことにもアランは、テッドやエディとスタジオに入るのを拒み、一人で制作を推し進めました。さらにはオールインストにしたいテッドとは裏腹に、ヴォーカル曲を入れるのも譲らず。。結果、本作は中途半端な6曲入りEPとなり、エディとも亀裂が生じてしまったんですね。

 

筆者もなぜEP?歌が入ってるの?と、当時は疑問符だらけでしたけど、アランがついに下界に降臨(笑)し、初めて意識して聴いた作品という意味では、最も思い出深いとも言えます。

 

今回ピックアップしたEPのタイトル曲「Road Games」は、アランの超絶な速弾き、変態なフィンガリングやコードワークの妙が、十分に堪能できる歌入りのナンバーです!ディストーションがかかったギターサウンドも多用され、HM/HRファンでもとっつきやすい1曲でしょう。

 

名手ジェフ・バーリン(B)チャド・ワッカーマン(Ds)もいい仕事ぶりですね〜。ここではポール・ウィリアムズ(Vo)の歌唱ですが、後年ジャック・ブルースが歌い直したヴァージョンも出てますが、個人的にはポールの浮遊するようなヴォーカルも悪くないですね。

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Road Games (Remastered)

Road Games (Remastered)

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