※まさにHM/HRの黄金時代、80年代を彩った楽曲を振り返ります！
イギリス / アメリカのハード・ロック・プロジェクト、ブライアン・メイ＋フレンズ（Brian May ＋ Friends）が、1983年にリリースしたミニ・アルバム『Star Fleet Project』の1曲目に収録。
いやあ、『Star Fleet Sessions（『無敵艦隊スター・フリート』40周年記念スペシャル・エディション）』と題して、とうとう待望の再発が実現しましたね〜。筆者はブライアン・メイとエディ・ヴァン・ヘイレンの共演に興味があり、80年代に発売された際に日本盤EPを買ったんですけど、両バンドのファンでも手を出す人が少ないほどに、当時はあまり話題にさえなっていなかった印象があります。
その後、クイーンの人気が回復し、ヴァン・ヘイレンもよりビッグネームになっていったことから、次第に作品への価値が増していったものの、CDでのリリースすら叶わない状況でした。ちなみに筆者もいつの間にかLPを手放していたという愚行ぶりで、、（汗）、また聴いてみたいなあと願っていたので、今回の再発は嬉しいですね。
しかも、今はなきエディへの愛に満ちて、このプロジェクトを長きアーティスト人生の中でもエポックメイキングで大切な出来事として捉えているブライアンですから、想像以上に気合の入った内容になっています。
まず音源として、単純な再発でなく、すべてオリジナルマスターから最新リミックスを敢行。さらに2日間に渡るセッションを回しっぱなしで収めた貴重なテープが発掘され、それらを惜しげもなく初音源化してくれました。
CD、アナログ、ブックレット等全て詰め込んだBOXセットも豪華ですし、日本では2枚組CD盤も特別に発売。なにより、ストリーミングでも未発表音源をアップしてくれたのはありがたいですね～。
今回はやはり、希望溢れる明るい曲調が素敵な無敵艦隊スターフリートのテーマ「Star Fleet」をピックアップしました！「2023シングルエディット」での変貌ぶりにびっくり！元の演奏はそのまんまなんですが、当時の割とラフな印象のミックスとは全く異なる、今風の迫力あるクリアな音質に生まれ変わり、まるで新曲を聴いているかのようです。
フレッド・マンデル（Key）、フィル・チェン（B）、アラン・グラッツァー（Ds）のプレイの素晴らしさも再認識できますが、エディのギターを前面に激しく押し出してミックスしているのも最高ですね。個人的には当時と同じ長めのコンプリートヴァージョンがしっくりきます。「Star Fleet」だけでも11テイクもあるので、エディのソロをじっくり聴き比べてみたいと思います！
ぜひ、一度聴いてみてください！
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