※歌がなくても魅力的!HM/HRインストゥルメンタルの世界を紹介します。
アメリカのハード・ロック・バンド、ヴァン・ヘイレン (VAN HALEN)が、1995年にリリースしたアルバム『Balance』のCDに収録。
2023年10月6日はエドワード・ヴァン・ヘイレンの3回忌でしたね。あの衝撃の知らせから、もう3年とは、月並みですけど時が流れるのは本当に早いものです。
3年経とうが5年経とうが、エディの残した音楽の輝き、その影響力は色あせることないわけですが、節目ということで今年はサミー・ヘイガー時代の第二期ヴァン・ヘイレンが残した作品による、企画商品がリリースされました。
すでに購入されたファンも多いでしょうが『The Collection II』と名付けられた5枚組のボックスセットですね。中身は1986年の『5150』、1988年の『OU812』、1991年の『For Unlawful Carnal Knowledge』、1995年の『Balance』というお馴染み4枚のオリジナルアルバムに加えて、『Studio Rarities 1989-2004』というレア音源集が入っています。
気になるのはこの5枚目でしょうけど、1989年から2004年の間にレコーディングされた楽曲8曲収録されています。「Crossing Over」はシングル「Can't Stop Loving You」のシングルB面、「A Apolitical Blues」は『OU812』のCDのみに収録のリトル・フィートのカヴァー、「Baluchitherium」は『BALANCE』のCDのみ収録のインストゥルメンタル、「Human Being」と「Respect The Wind」は映画『TWISTER』のサントラに収録。「It's About Time」「Up For Breakfast」「Learning To See」はベストアルバム『The Best Of Both Worlds』に収録と、ヴァン・ヘイレンマニアなら知るところの楽曲群でしょうけど、こうしてまとまって改めて聴けるのは嬉しいですね。
ボックスセットながら、ストリーミングでも発売日に公開されているのも嬉しいところで、サミー時代のヴァン・ヘイレンの総復習にこの上ない状況でしょう。筆者はデイヴ派ではありますけど、勿論サミー時代も大好きですし、こうしたリイシュー企画音源が出たタイミングを絶好期として、この時代ならではのエディのプレイにも改めてじっくりと耳を傾けたいと思います!
今回ピックアップした「Baluchitherium」は、アレックスとマイケルが奏でるどっしり堂々としたリズムの中で、浮遊感のあるエディのギターフレーズが耳に残る、インストゥルメンタル・チューンです!
ここでのギタープレイは、速いパッセージやド派手なプレイは抑え目ですけど、やはりエディでなければ醸し出せない個性と魅力が、しっかりと醸し出されているのはさすがですね!有名曲とはテイストが違いますが、これもまたエディ流儀のインストの好演といえるでしょう。
ぜひ、一度聴いてみてください!
過去の関連記事はこちら!