メガデス初の日本武道館公演に参戦してきました～。真面目な普通のライヴレポは色んな媒体に上がるでしょうから、ここでは現地まで実際に行ってみての雑感を書いてみたいと思います！
ライヴ自体はWOWWOWの中継が４時間枠だったので２時間くらいやるのか？と思いきや90分とあっさり短めで、メガデスの伝統は継承されてたのは面白かったですね（笑）。
まず、何と言っても武道館とは思えぬPA、出音の良さにびっくり！筆者はアリーナ後方、比較的真ん中寄りで観たんですが、数多観た武道館ライヴの中でもかなり上質な部類に入りました。１曲目からビシッとクリアでタイトなサウンドを決めてたのは驚きでしたね。オンライン映像では最も伝わらない部分でしょう。
各メンバーのプレイですが、終始上機嫌なデイヴ・ムステインは、ギタープレイ、ヴォーカルともに比較的安定していたように思えます。後で映像で確認するとほとんど声の出ていないような場面も多々ありましたけど（汗）、大音響で聴く分には気になりませんでした。
巧者のキコ・ルーレイロは、マーティー・フリードマンばかりに注目が集まる中で、なかなかやりずらかった？と察しますけど、さすがに現役メガデスの意地を見せるギタープレイを披露してくれました。
その誰もがハイライトとしてとらえたであろうスペシャルゲストのマーティーは、いつになく高揚した雰囲気が感じ取れました。日本語が話せるギターが上手い芸人（笑）的ないつもの姿とは打って変わり、シリアスにメタルを奏でる姿は新鮮でしたね。
正直、メガデスの音楽に現在進行形で向き合っているキコと比べると、やはり物足らなさは否めませんでしたけど、細かいプレイ云々を語るのは野暮なんでしょう。会場のボルテージも最高潮に達しましたし、ひとつの歴史的な瞬間に立ち会えたことは素直に喜ばしかったですね。一点だけ、「Holy Wars」の中間部のあのフレーズだけはマーティーに再現してほしかったなあ。
リズム隊のジェイムズ・ロメンゾは、、ちょっと空気だったような（汗）。パフォーマンスはともかく、音のエッジと厚みがあまり感じされず、、やはりエレフソンのビキビキしたベースが懐かしくなってしまいましたね。。
それを覆い隠すほど素晴らしかったのが、ダーク・ヴェルビューレンのドラミングでしょう！とにかくタイトでパワフルで出音が気持ちいいこと！顔と姿でドラムセットをしばきまくる典型で、叩いてる姿がまたカッコ良いんですよ〜。気付いたらどのメンバーよりも、スクリーンの映像よりも、お仕事中のダークに釘付けになってました（笑）。個人的には本日のMVPを上げたいところです！
モニターの話に触れましたけど、楽曲に合わせて流れるシリアスな内容や多彩な模様を映像を映し出す、巨大なスクリーンも効果的でしたね。YouTubeで見てネタバレしてても、実際にみるとそのスケールに圧倒されます。
セトリに関しては、それぞれ思い入れがあるでしょうが、個人的には「Wake Up Dead」と、新作からもう少し増やしてほしかったですね〜。90分だけになかなか調整が難しんでしょうけど。
さて、会場の雰囲気ですが、とにかく３階の後方まで超満員で、ほんとメガデス単独で武道館埋まんの？と疑心暗鬼だっただけに、これまたびっくり。ただし、行きの電車の中でメガデスのTシャツを着た若い女性を見かけたので、まさかファン層が若返った？と思いきや、想像以上に年齢層高すぎでした（笑）。
40半ばくらいから60代オーバー中心でしょうか？年季の入ったメタルオヤジ＆オバサンパワー炸裂！で、久々に野太い声が武道館に響き渡り、ここは80年代？と思える古き良きムードが充満してましたね〜。ただし、マスク着用を義務付けられていたので、ホントはもっと声が出てたのかも？海外では配信された映像を見て、日本はまだマスク着けてんの？と驚かれたかもしれません。
終演後に会場のグッズ売り場を覗くと、ライヴの内容が良かったこともあったのでしょうけど、全グッズ売れまくりで、5500円もするTシャツ1枚すらない状態に！お金を持っている年齢層とはいえ、ここまで購買欲が高いとはちょっと意外でしたね〜。パンフが5000円とかでも、かなり売れたような気がします。
イベンターも、Tシャツもっと作れば良かったとか、チケット代がもうちょい高くても良かったかも？とか後悔してるかもしれません（笑）。ですが、コロナ明けの久々の声出しメタルライヴでしたし、初の武道館公演などスペシャルが重なっていたわけで、この価格帯で良しとせず、基本は若い層でも行きやすい方向はやはり模索してほしいものです。
いずれにせよ、色々と楽しめたライヴとなり、迷ってましたけど行って良かったですね。しばらくはメガデスをストリーミングで復習に励みたいと思います。
当日のセットリストに合わせたストリーミングの選曲サービスはいいですよね〜。帰り道ですぐにライヴの振り返りと余韻に浸ることができて最高です！
今日のハイライトはこの曲だったかな？
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