※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
ベルギーのヘヴィ・メタル・バンド、クロスファイア(CROSSFIRE)が、1985年にリリースした2枚目のアルバム『Second Attack』の1曲目に収録。
欧州の中では日本デビューするバンドも少なく、あまりヘヴィ・メタルが盛んなイメージが沸かないベルギーですけど、以前ご紹介したウォーヘッドをはじめ、マニア受けするバンドは幾つか浮かびますね〜。
同国のアールストで80年に結成されたクロスファイアも、ベルギーのメタルバンドとしては、ごく初期に活躍した存在の1つで、彼らも欧州で当時続々と登場したメタルバンド達と同様に、NWOBHMの影響を受けたサウンドを標榜していきました。
クロスファイアは、82年に初音源をコンピレーションに収録し、ベルギー国内でアクセプトやレイヴンのオープニングアクトを務めるなど実力をつけていきます。そしてウォーヘッドの時に書きましたが、クロスファイアもまた、ベルギーのマニア御用達レーベル、Mausoleum Recordsによって見いだされ、84年にフルレンスのデビュー作『See You In Hell』をリリースしました。
これが海外のメタルマニアにも評判となり、余生をかって翌年に続けてリリースされたのが本作でした。何といっても思い出すのが、このジャケットでしょう。1枚目の階段と一体になったフクロウ?のお化けが、2枚目では角度違いでアップになっているという(笑)。どっちがどっちか混乱してくるんですよね(笑)。
ちなみに、こんな絵柄なのに(笑)当時としては高価なエアブラシを駆使して描かれたらしく、2枚まとめて書いたんでしょうか。ウォーヘッドといい、ベルギー独特?のジャケットセンスですよね。
肝心のサウンドですけど、よりパワー・メタル色を強め、あくまでもB級、C級ですけど、ど真ん中のメタルらしいメタルを愛してやまないマニアなら、間違いなく楽しめるでしょう。筆者もなんだかんだと聴いていて安心します(笑)。
今回ピックアップした「Second Attack」は、オープニングに相応しく疾走しまくる真性ヘヴィ・メタル・チューンです!オーソドックスなリフに次ぐリフの嵐で、嬉しくなるぐらいギミック一切なしで突き進んでいくのが最高ですね~。荒々しさを兼ね備えたハイトーンの絶唱ぶりも凄まじく、アドレナリンが噴出することうけあいです!
ぜひ、一度聴いてみてください!