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【楽曲紹介】リージュ・ロード(LIEGE LORD)「Master Control」

※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!

 

アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、リージュ・ロード(LIEGE LORD)が、1988年にリリースした3枚目のアルバム『Master Controlの3曲目に収録。

 

東海岸のニューヨークにも程近い、コネチカット州出身のリージュ・ロード。元々はジューダス・プリーストコピーバンドだった彼らは、80年代当時、3枚のアルバムを残しながらも日本盤は出ていません。それでもマニア御用達とはいえ、USパワー・メタル・ファンには忘れられないバンドと言えるでしょう。

 

筆者はその昔、たまたま2枚目の輸入盤LPを手に入れていたものの、正直悪くはなくとも、80sのメタル豊作の時代には印象が残らず(汗)、ラック行きにしてしまいました。煮え切らないサウンドは、シリス・アンゴル辺りに近いものを感じましたね。

 

ところが、メタルブレイドからの3作目では、かのテリー・デイトのプロデュースで、楽曲や演奏の整合性もレベルアップ!大化けまではいかずとも、チョイ化けしてくれました。シンガーがのちにアナイアレイターやオーバーキルに参加するジョー・コミュに交代しています。

 

前任のハイトーンも良かったんですが、ブルース・ディッキンソン系のジョーの声質と歌唱スタイルは、実にパワフルで堂にいっており、バンドをワンランク上に導いています。アルバムにはレインボー「Kill the King」のパワー・メタル・ヴァージョンが収録されており、これが少しだけメタルファンの間で話題になりましたね。

 

今回ピックアップした「Master Control」は、アルバムのタイトルを冠した、強力パワー・メタル・チューンです!ヘッドバンギング必至の絶妙なテンポで、疾走し続けるリズムに乗せた、リフに次ぐリフ連続がたまりません。ヴィシャス・ルーマーズを彷彿とさせるツインリードの波状攻撃は実にお見事ですね〜。ジョーの歌メロもシンガロングへと誘うでしょう。

 

こうしてストリーミングで今聴くと、当時よりもさらに印象が良くて、やっぱり80年代のパワーメタルは、これぞ正統なメタル!っていうイメージ通りでいいなあ〜と、改めて実感させられますね!

 

ちなみにギタリストのポール・ブラウンは、ジョニー・ウィンターとの仕事でグラミー賞にノミネートするなど、のちに多方面で活躍しているようです。

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Master Control

Master Control

  • Liege Lord
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes