※CDじゃなくても、ストリーミングで聴ける新曲をご紹介します！
アメリカの女性シンガーソングライター、 ドリー・パートン（Dolly Parton）が、11月17日リリース予定のニュー・アルバム『Rock Star』からの先行曲「Bygones」を6月19日に公開しました。
このブログでまさかドリー・パートンを紹介することになるとは思いませんでした～。日本のHM/HRファンからすると、特に若い世代の方ならそもそも誰？って感じかもしれませんね。筆者も大昔に「9 to 5」（これだけはしっかり覚えてます笑）がヒットした、グラマラスなブロンドヘアのポップシンガー兼女優というイメージしかありませんでした。
実際には、1950年代半ばにはエンタメの世界でキャリアをスタートし、カントリーミュージックに主軸を置いての第一人者としての地位を確立。80年代にはポップミュージックシーンにも進出し、これまでに書いた楽曲は3000曲！を超えるというんですから、もの凄い才能ですよね。
その栄光のキャリアの象徴として、アメリカのミュージックシーンの栄誉を総なめし、数々の殿堂入りを果たしています。アメリカにおけるカントリーミュージックの位置づけは日本人には想像できないほど大きいものですから、そのトップアーティストがいかに凄い存在なのかかわかるでしょう。
そんなドリーが2022年にロックの殿堂まで受賞した際に「殿堂入りするからにはロックに対して努力して、本物のロックアルバムを作るわ！」と宣言したらしく、その約束を果たしたのが今回のアルバムなんですね。
最近サブスクのおススメで、盛んにそのジャケ写が出てきて、直ぐに覚えてしまうほどのインパクトを受けましたが、80s感溢れるド派手で激クールなドリー様のお姿は、とても御年77歳（日本なら後期高齢者ですよ）！とは思えぬ超絶美魔女っぷり！昔より若返ってません？？いやあもう恐れ入ります。
アルバムのリリースは半年後ですが、そのゲストも続々発表されてまして、ポール・マッカートニー、リンゴ・スターを始め、ロック界の超有名どころがこぞって参加。鶴の一声でこれだけのメンツが集まる事実だけで、いかにドリーが大物か実感できますよね。
HM/HR系のアーティストもその中にしっかり混ざっており、今回先行公開された「Bygones（Feat.Rob Halford）」では、フィーチャーリングのクレジット通り、メタルゴッドが降臨！ドリーと奇跡のデュエットをかましています。
このコラボがなかなか初モノとは思えないハマりぶりで、ドリーはしっかりロックサイドに寄せたパワフルな歌唱を聴かせてくれますし、ロブもドリーを立てながらもしっかり自らの色合いを出した、巧みな歌唱を聴かせてくれるのはキャリアのなせる技でしょう。
バックにはモトリー・クルーからニッキー・シックスとジョン５が参加しているのも豪華ですよね。カヴァーが過半数を占めるアルバムですけど、この曲はドリー自身による楽曲で、しっかりハードなロックでありながらも、キャッチーでフックのあるメロディと展開は、匠の曲作りの妙を存分に感じさせてくれます。いやあ、フツーに良い曲ですよね〜。
他曲では、リッチー・サンボラ、スティーヴン・タイラーなど有名どころの名前が散見されますし、個人的にスティーヴ・ペリーとの「オープン・アームズ」はかなり楽しみなので、またストリーミングに先行曲が公開されればご紹介したいと思います！
聴いてほしい度
85％
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