※CDじゃなくても、ストリーミングで聴ける新曲をご紹介します!
アメリカの女性シンガーソングライター、 ドリー・パートン(Dolly Parton)が、11月17日にリリースしたニュー・アルバム『Rock Star』の4曲目に収録。
以前に先行配信されたロブ・ハルフォードとの共演曲をレビューしたドリー・パートンのロックアルバムですが、全曲が公開されました〜。
ロックの歴史を辿るような豪華メンツが結集した作品で、HM/HRファン、産業ロック、AORファンには他にも気になる曲がたくさんあるでしょう。その中で個人的なハイライトは、やはりスティーヴ・ペリーをフィーチャリングした「Open Arms」でしたので今回はこちらをレビューしてみましょう〜。
ドリーについてのあれこれは、上記の先行楽曲時に色々と書いてみましたが、日本では想像できないほどの大御所であるドリー・パートンだけに(大阪で言ったら上沼恵美子見たいなもんですかね笑)、一声かけただけで有名ロック系アーティストが総結集した印象がします。
その中の一人がスティーヴ・ペリーだったわけですが、あれほどニール・ショーンが手を変え品を変えラヴコールを贈っても、頑なにジャーニーの歌を再び歌うことを拒否してきたのは周知の通り。
ところが今回のドリーのアルバムでは、不朽の名曲「Open Arms」を「フューチャリング・スティーヴ・ペリー」のクレジット入りで参加してますからね。どんだけドリーって権力持っとるねん!(笑)と驚かされますけど、彼女の鶴のひと声がどれだけ大きいか、おのずと理解できるでしょう。
楽曲はキーこそ違えど基本はオリジナルに沿っており、何度聴いたかわからないバラードが、お馴染みのメロディが再現されていきます。ドリーが味のある熟練のボイスで歌い始め、いつペリーが歌い始めるのか、ちょっとドキドキしながら聴いてしまいましたね。
ひと回し目はサビにもペリーは登場せず、、どうなってんの?と思っていると、2回し目から珠玉のボイスがついに登場〜!まあ、メインのメロはドリーで、下にハーモニーをつけるみたいな、あくまでもゲストとしての歌唱でした。
正直、物足りないといえばその通りなんですけど、なんだかんだと魂を込めたソウルフルな「あの声」と圧倒的な表現力をさらりと披露されるだけで、やっぱり、本物は違うわ〜!と唸ってしまうこと請け合いでしょう。どんなに似た声のシンガーが歌ってもコピーの領域を出ないんですよ。
なんだかんだで、ドリーのカヴァーヴァージョンは素直に楽しめましたし、ここにペリーを引っ張り出してくれたドリーには感謝したいですね!名曲のカヴァーだらけのアルバム全編も素直に楽しめますし、HM/HRファンにもストリーミングで一聴してもらいたいと思います。
聴いてほしい度
85%
アルバムはこちら!