※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます！
ノルウェー/ フィンランドのメロディアス・ハード・ロック ・プロジェクト、ザ・マグニフィセント（THE MAGNIFICENT）が、2011年にリリースした1枚目のアルバム『The Magnificent』に収録。
ここ10年（いや20年？）のメロハーシーンを見ていくと、イタリアのフロンティアーズの勢いは衰えるどころか、安定飛行のまま続いていて、新作を軒並みストリーミング解禁しているので、サブスクのリストを見るとますます勢力拡大しているように見えますね～。
毎月のリリース数が半端ないですし、編成しているレーベル自体も全て把握できてるのか？懐疑的になってしまいます（汗）。やはり全タイトルが最高！のはずもなく、、数打てば当たる側面もあり、ある一定レベルは保ちつつも、アタリハズレを見分ける必要がありますよね。そのツールとしてサブスクは最適でしょう。
そんな怒涛のリリースと山のようなカタログに埋もれかけてるけど、埋もれさせたくない！そんな傑作が、このザ・マグニフィセント唯一のアルバムでした。ノルウェーのサーカス・マキシマスのシンガー、マイケル・エリクセンと、フィンランドのリヴァージのギタリスト兼プロデューサー、トースティ・スプーフの2人が主体となったプロジェクト形式になっています。
フロンティアーズからは毎月の1枚でさらっとリリースこれがもう大当たり！のメロハー傑作に仕上がっているんですから、ビックリですよね。自らに加えブラザーファイア・トライヴのペッカ・ヘイノらによる捨て曲なしの収録曲、メロハーのツボを得まくった2人とレコーディングメンバーのパフォーマンス、適度な音圧で良質なプロダクションと、3拍子揃っているんですから、いやあ～油断できないものです。
今回ピックアップした「Memories」は、全盛期のTNTを彷彿とさせる、北欧ならではの透明感と爽快なフィーリングを湛えた、キャッチーで良質なメロディアス・ハード・チューンです！
サーカス・マキシマスのギター、マッツ・ハウゲンとマイケルによる作曲で、分厚いコーラスに彩られたサビはフック満点ですね～。聴けば心を軽くしてくれる高揚感で包んでくれるでしょう。
これだけの作品を創りながら、パーマネントな活動に結び付かず、わずか1枚のみで消滅してしまうとは、何とも残念な限りです。近年、フロンティアーズから限定でアナログ化されましたけど、レーベルとしても本作が価値ある1枚だと理解しているんでしょうね。
ぜひ、一度聴いてみてください！
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