※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル/R&R系を紹介していきます。
アメリカのハード・ロック・バンド、サーカス・オブ・パワー(CIRCUS OF POWER)が1988年にリリースした1枚目のアルバム『Circus of Power』の1曲目に収録。
86年にニューヨークで結成されたサーカス・オブ・パワー。東海岸のクラブシーンを席巻する中で、いわゆるガンズの大ブレイクに乗じ、雨後の筍のごとくでてきた同型のハード・ロックンロール・バンドのひとつとして、メジャーのRCAからデビューしました。
明らかに他のバンドと違っていたのが見た目のワル度の高さ(笑)で、タトゥーをビッシリ入れたメンバーのイメージには当時、音を聞く前に怖え~っ!と思ってしまいました。スリージーなハードR&R系でも女性ファンの注目を集めそうなタイプではなく、男臭いワイルドな雰囲気を漂わせていた点は、日本での人気に左右したのかもしれません。
そんな見た目のハッタリ感だけでなく、サウンドの方も気合たっぷりに筋の入った本格的なハード・ロックンロールを展開。耳うるさいイギリスのケラング誌で高評価を得たように、80sのHM/HRシーンにおいて、ネクストガンズの有望格としてデビュー作から取り上げられていきました。
今回ピックアップした「Motor」は、そのタイトル通り、バイカーのカルチャーに多大な影響を受けているバンドのアティテュードを音で体現した、ハードでワイルドなロックンロール・チューンです!
ハーレーダビッドソンにまたがって、アメリカ大陸を爆走するBGMにピッタリ合いそうですね、やったことないですけど(笑)。アーシーにはならない適度にノリの良い曲調は、そんなシチュエーションを妄想するほどに心地よいですね~。
「狼たちの夜」という謎の邦題がついた日本盤アルバムの帯キャッチには、「女とハッパと、ロックンロール!」って、2番目は”酒”じゃないところが、彼らの悪ぶりを表現したんでしょうか(笑)。「LAバッドボーイズに対する、ニューヨークからの回答がこれだ」との文言も、まさにそんな感じです(笑)。
Apple MusicにはMVが「Motor」と代表曲の「Call of the Wild」がアップされているので、こちらも改めて観てほしいですね!
ぜひ、一度聴いてみてください!
MVはこちら!