※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
イギリスのメロディアス・ハード・ロック ・シンガー、トニー・ミルズ(Tony Mills)が、2002年にリリースした1枚目のアルバム『Cruiser』の5曲目に収録。
2019年の9月に元シャイのトニー・ミルズが57歳の若さであまりに突然亡くなって、早4年が経ちました。個人的にはハイトーンボイスが大好きなだけに、その象徴的存在の1人であるミルズが、今でもベストメロハー系シンガーの1人であり続けています。
以前、シャイの楽曲もご紹介しましたが、その後シャイのストリーミング解禁が進んでいないのは残念な限りですね。
その代わりではないですが、本日取り上げるミルズのソロ関連は、ストリーミングで大半を聴くことができます。
1962年にバーミンカムで生まれたミルズは、その驚異的な歌唱で周知の通りシャイで名声を得ましたが、1991年に脱退しソロや新バンドのサイアムで活動します。そして短期のシャイでの復活を挟んで、2000年代に入り初のソロアルバムとしてリリースされたのが本作でした。
その後の数枚のソロに関してもそうですが、シャイでのメロハー風味の音楽性とは一線を画し、ヘヴィネスであったり、アーシーであったり、レンジの広いサウンドを標榜していました。裏返すとメロハーファンにとっては期待外れの部分も大きかったですね。
とはいえ、ミルズが歌っているだけで満足と言える作品もありますし、楽曲によってはシャイに近いテイストを醸し出す部分を見いだすことができるでしょう。
今回ピックアップした「Walking Away From Love」は、どこか懐かしくポジティヴなフィーリングが漂うメロディと、キラキラシンセに彩られたアレンジが心地よい、シャイ直系のメロディアス・ハード・ロック・チューンです!
どこまでも突き抜けるミルズのハイトーンは、やはりこうした楽曲でこそ映えますよね。強烈なフック、とまではいかないこうした楽曲でも、レベルアップして聴かせてくれますね〜。
ソロ作は出来にばらつきがあるのも事実ですけど、他にも2017年のソロ作『Streets of Chance 』は比較的メロハー度が高いので、また機会をみて改めてご紹介したいと思います!
ぜひ、一度聴いてみてください!