※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
アメリカのハード・ロック ・シンガー、ヒューゴ(Hugo)が、1997年にリリースした1枚目のソロアルバム『Hugo』の3曲目に収録。
以前、メロハー括りでヴァレンタインをご紹介しましたが、そのシンガーであるヒューゴのソロ作もいつの間にやら、めでたくストリーミング解禁されてましたので、こちらをいってみましょう〜。
メロディに重きを置いた良質なハード・ロックを生みだしながらも、90年代という時代に抗うことはできず、目立ったセールスに繋がらなかったヴァレンタインから約7年。その間にオープン・スカイズ(また別の機会にご紹介したいですね)を経ながらも、久々のタイミングでヒューゴが還ってきたことは当時嬉しかったですね〜。
海外では今はなきMTMミュージックなどのレーベル名が散見されますけど、ちょうどメロハー復興のタイミングでヒューゴの実力に改めてスポットが当たった形になりました。しかも、ヴァレンタイン時代から薄々似てると思ってたスティーヴ・ペリーを完全意識して、音楽性もよりジャーニーに寄せてきた感があります。
楽曲自体はヴァレンタイン時代のものも含まれていますが、新たにヒューゴによってソロ用に書かれたものが大半で、彼のソングライターとしての才能も改めて感じられるでしょう。
周りを固めるメンツでは、プロデュースをテンのゲイリー・ヒューズが担当し、さすがのメロハー職人ぶりでツボを得た音作りをしてくれていますし、ヴィニー・バーンズのニール・ショーンに寄せまくった伸びやかなギターもいい味わいを醸し出してます。
今回ピックアップした「If You're Ever Lonely」は、ヴァレンタイン時代に書かれた、哀感を帯びた美しいメロディがじんわりと胸を打つ、良質なメロディアス・ハード・ロック・チューンです!
ヒューゴはスティーヴ云々を抜きにしても上手いシンガーだなあ〜と感じさせてくれますし、ヴィニーの俊逸なギターワークは感動を運んでくれます。キラキラとしたキーボードのアレンジもメロハーの王道ですね。
日本盤はもちろんゼロコーポレーションでしたね。ゼロを象徴する1枚のイメージがありますが、オビキャッチの一節「メロディのそよ風が頰を撫でる」はお見事ですね!
ぜひ、一度聴いてみてください!