※CDじゃなくても、ストリーミングで聴ける新作をご紹介します!
2023年10月13日、スウェーデンのヘヴィ・メタル・バンド、 ヘヴィ・ロード(HEAVY LOAD)の約40年ぶり4枚目のアルバム『Riders Of The Ancient Storm』がリリースされました。
昨日、ヘヴィ・ロードの楽曲をご紹介して、新作もレビューしてみようかなあ〜、などと書いて、実際にストリーミングで発見し聴いてしまいましたので、今日は勢いでこちらのレビューもいってみましょう~。
それにしても、1983年の3枚目『Stronger Than Evil』以来、実に「40年ぶり!」はインパクトありすぎでしょう。30年ぶり、とかは何バンドかで目にしましたけど、殆どいないはずです。最初一桁間違えて4年ぶりの間違いかと思いました(笑)。
40年間で4作を平均すると10年に1枚ですから、ほんと、ボストンもびっくりの久々の帰還ですよね〜。しかも今回も自らのレーベル、サンダーロード・レコーズからのリリースなら、いつでも出せたんじゃないの?と、ツッコミを入れたくなってしまいます。
何はともあれ、ほぼ半世紀ぶりに永久凍土から蘇った現行のヘヴィ・ロードは、中心となるラグネ(Vo,G)とスティルビョルン(Ds)のヴァールクィスト兄弟に加え、80年代前半に在籍した、トビヨーン・ラグネスジョー(B)、2018年に加わったニク・サヴェージ(G)となっており、ほぼ当時のメンバーで構成されています。
復活後としては、2017年のスウェーデン・ロック・フェスでのライヴ映像がYouTubeで観れますけど、いい感じに歳を重ねて、ほぼ仙人のような風貌のメンバーが、淡々と濃ゆ〜いメタルを演奏しているのが確認できますね。
さて、そんなライヴからも、すでに6年も経過して発表された肝心の新作ですけど、、、どこから聴いても何にも変わらないヘヴィ・ロードでした!以上!のひと言でレビューを終わりたいほどに(笑)、濃厚なメタルが展開されています。
というか、これ本当に新曲で2023年にレコーディングされたんですかね?というぐらいに、良くも悪くも昔のまんまなんですよ。垢抜けない楽曲やたどたどしい演奏もそのまんまですし(汗)、2曲目あたりからスローというか単にかったるい楽曲(汗)が散見され、強烈な睡魔が襲いかかること請け合いでしょう。
そして、何よりこの音質!復活作なら、あのシリス・アンゴルでさえ音が今風になっていたのに、今の時代にどうやったらこんなにペランペランに薄っぺらく録音できるのか(ドラムの音!)、レコーディングを覗きたいほどに意味不明です(笑)。
とまあ、色々書いたものの、嫌いなの?と聞かれると決して嫌いではありません(笑)。何より40年後にこうして新作までリリースしてくれた心意気は嬉しいですし、マニア御用達の濃ゆいベテランバンドの存在はHM/HRシーンに不可欠でしょう。これで奇跡の初来日!とかあったら本当にスゴイんですけどね。
今回はオープニング曲「 Ride The Night」をピックアップしました!そこそこアップテンポで、北欧メタルのパイオニアに相応しいドラマティックな展開とメロディを堪能できる1曲です!
下の聴いてほしい度は、40年に引っ掛けてるだけで、深い理由はありません(笑)。メジャーどころしか興味のないメタルファンなら0%でしょうし、濃いメタルマニアなら内容度外視で(笑)奇跡の新作リリースに対し100%でしょう!ジャケもしょぼい(汗)。。
聴いてほしい度
40%
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