※メタルの激しさとのギャップが美しい、バラードの魅力を紹介します！
スウェーデンのハード・ロック・プロジェクト、スウェディッシュ・メタル・エイド（SWEDISH METAL AID）が、1985年にリリースしたシングル『Give a Helpin' Hand』に収録。
三連休の最後は、しっとりバラードでいってみましょう〜。昨日トミー・ニルソンの楽曲をご紹介しましたが、その関連でオススメに懐かしい楽曲がレコメンドされました。
このスウェディッシュ・メタル・エイドは、80sの洋楽ファンなら誰もが知るUSAフォー・アフリカ、そして80sのメタルファンなら誰もが知るスターズの北欧メタル版ですね。それぞれ同じようにエチオピアの飢餓救済の目的としたチャリティプロジェクトでした。
ちなみに多数の有名アーティストが参加していることで、音源の権利関係も複雑と察しますけど、USAフォー・アフリカはストリーミング聴けるものの、スターズは未解禁ですね。そうした意味ではスウェディッシュ・メタル・エイドが解禁されているのは嬉しいことです。
このプロジェクトに結集したのは、北欧メタルシーンから29バンド、約80人のメンバー達でした。ざっと面子を振り返ると、、リード・シンガーを務めたのは、ジョーイ・テンペスト（ヨーロッパ）、ロバート・アーンランド（トリート）、トミー・ニルソン（イージー・アクション）、ヨアキム・ランドホルム（220ボルト）、ビョルン・ローディン（ベドラム、シックス・フィート・アンダー、バルチモア等）、そして紅一点のマリン・エクホルム（アフロディーテ）。
バッキングトラックを演奏しているのは、イージー・アクションとトリートのメンバー達で、プロデュースとアレンジを担当したキー・マルセロはギターソロも弾いてます。
コーラスで参加したのは、ヨーロッパ、イージー・アクション、トリート、220ボルト、シルバーマウンテン、マディソン、スペルバウンド 、スティールウィングス、トーチ 、ヘヴィ・ロード、トラッシュ、 オズ 、 ユニバース、クリスタル・プライド、アフロディーテ、ベドラム、キャンディ・ロックス、クリス99、ディープ・ダイバー、フィフス・アヴェニュー、グロリアス・バンクローバーズ、メンツァー・グループ 、 マザーロード 、ネオンレオン＆ボンデージベイビーズ 、オデッサ、 オリオンズソード、パワー、レッドバロン、ロリーンのメンバー達で、こうして並べると、日本でもお馴染みのバンドも散見され、80sの北欧メタルシーンをかなり網羅していますね〜。
そして、今回ピックアップしたテーマ曲「Give a Helpin' Hand」は、ヨーロッパのジョーイ・テンペストによるメロディアス・ハード・ロックのバラードとなっています！
いかにもジョーイらしい透明感のある北欧風味を漂わせた曲調で、じんわりと染み入るようなメロディも相待って、ストレートに地球平和を願うメッセージにマッチしていますね。ボーカルパートでは、全盛期のジョーイのパフォーマンスが段違いに抜けて素晴らしいですね。
日本盤化されず、リリース当時はスターズの二番煎じのように評されましたけど、今こうして改めて聴くと悪くありません。本国では5万枚のヒットを記録したようですね。YouTubeでは動画も散見され、ブロンド率の高い長髪のメタラーが一堂に介してのパフォーマンスは圧巻かつ感動的でしょう。
ぜひ、一度聴いてみてください！
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