※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
イギリスのヘヴィ・メタル・バンド、タリオン(TALION)が、1999年にリリースした1枚目のアルバム『Killing the World』の1曲目に収録。
今回のメタル括りはちょいマニアックなところから、NWOBHMの残党のタリオンというバンドです。以前のメタル括りで同じくNWOBHMの残党として、1985年に日本でもかのFEMSレーベルから突如日本盤もリリースされたトロージャンをご紹介しましたが、、、
このトロージャンが姿、名前を変えて80年代末まで生き残っていたのがタリオンだったんですね~。タリオンに行きつく前の1988年にはリーサルという名義でも活動したようですが、いずれにしても日本ではアルバム1枚を残して、忽然と姿を消したように見えたトロージャンが、時代に抗い生存していたのは(大げさ?)凄いことですよね。
メンバーの中でグレーム・ワイアット(Vo)とピート・ウェイドソン(G)の2人だけがトロージャン時代から在籍しており、リーサルでも活動を共にしていました。このタリオンの方も唯一のアルバムになっていますが、1989年にマンチェスターでレコーディングされ、ピースヴィレレコーズ傘下のメジャーレコーズからリリースされています。
音の方は説明不要なまでにNWOBHMの残党臭漂うど正統なメタルを全編で展開。89年という時代背景を考えると、よくぞ化石のように生存して、こうしたサウンドを奏でていたもんだという驚きが強いですね。
今回ピックアップしたオープニングを飾るアルバムタイトルを冠した「Killing the World」は、変則的にリズムチェンジを繰り返しながら疾走する正統派ヘヴィ・メタル・チューンです!グレームの独特な声質や劣悪極まりない音質(汗)も相まって、トロージャンとなんら相違ないイメージを抱かせてくれます。
その後、この1枚を持って再び消息を絶つのですが、2019年に今度はトロージャン/タリオンのダブルミーニングの名義で再結成。2023年にはトロージャンの単独名義になって、2024年には貴重なライヴを含む全時代のベスト盤をリリース。こちらもストリーミングで、マニアックな歴史をまとめて楽しむことができますのでリンクを貼っておきます!
ぜひ、一度聴いてみてください!
ベスト盤はこちら!