Streaming for METAL !

音楽ストリーミングサービス・サブスクで、ヘヴィ・メタル、ハード・ロックを味わい尽くそう!

【楽曲紹介】ジェイニー・レイン(Jani Lane)「Photograph」

※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル/R&R系を紹介していきます。

 

アメリカのハード・ロック・シンガー、ジェイニー・レインJani Lane)が、2015年にリリースしたソロアルバム『Catch a Falling Star3曲目に収録。

 

今回は ヘア/グラムメタルを象徴するフロントマンの一人、今は亡きジェイニー・レインのソロ音源からいってみましょう〜。ウォレントの楽曲は過去のコラムでもちろん取り上げていましたね。

 

ジェイニーがこの世を去って早10数年の歳月が経ったわけですが、80年代や90年代にジェイニーやウォレントが残してくれた音源の数々は、没後の方が正当に評価されているように思えます。

 

ウォレントのデビュー作がいろんな噂によって作られたような印象がしてしまい、2枚目の『Cherry Pie』のイメージなんかも、ダイハードなメタルファンにとっては、ヤワなメタルの象徴みたいにされがちでしたからね~。

 

そんな間違ったイメージによって、ジェイニー自身もシンガーとして正当に評価されてこなかった感があります。ですが、元々幼少期から得意のドラムをはじめとした楽器をこなす音楽的な素養を持ち、ウォレント以前の80年代前半からバンド活動を重ねて、苦労の末ウォレントでの栄光を掴んだわけですからね。

 

そんなジェイニーのシンガーとしての才能は、ソロキャリアでも開花していて、幾つかのプロジェクトを経つつ、2003年にソロ作『Back Down To One』をリリース。ここではパワーポップ的な方向性のサウンドで、ソングライターとしても新たな魅力を見せてくれました。

 

こちらもいいんですが、個人的にはジェイニーのクセのない聴きやすいボーカルスタイルゆえに、たくさんこなしてきたカヴァー曲の数々が興味深いですね~。『Catch a Falling Star』は、2007年のトリビュート企画『Photograph』をベースに、そこにジューダス・プリーストのカヴァーを加えた作品になります。

 

変に通ぶらないひねりのない選曲がむしろ潔く(笑)、ヴァン・ヘイレンの「Panama」ではジョージ・リンチがオリジナル完全無視の違うソロ(笑)をプレイするなど、意外と楽しめるんですよね~。

 

今回はいわずとしれたデフ・レパードの名曲カヴァー「Photograph」をピックアップしました!ジェイニーらしさを出しつつもクセがない歌っぷりがしっかりとハマっていて聴きやすいですね~。安定した演奏と比較的原曲に忠実なアレンジも好印象で、ここでのギターはトレイシー・ガンズが担当しています。

 

こうしたカヴァー、トリビュートものは、正直CDを買うほどでないケースがほとんどなので(汗)、ストリーミングで好きな楽曲を選んできくのが、最適な聴き方のように思えます!

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Photograph

Photograph

  • provided courtesy of iTunes

 

関連コラムはこちら