※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
ドイツのヘヴィ・メタル・バンド、ガンマ・レイ(GAMMA RAY)が、1990年にリリースした1枚目のアルバム『Heading for Tomorrow』の2曲目に収録。
先日最近お気に入りのHAGANEの楽曲をご紹介した際に、ガンマ・レイの「Lust for Life」を思い出します!みたいなことを書いたせいか、久々に聴きたくなったので(笑)今回取り上げてみましょう〜。
ガンマ・レイ自体は以前メタルタイトル括りでご紹介していましたね。
今や歴代メンバーみ〜んな友達状態で、世界を駆け巡り音源までリリースしているハロウィンのファミリーですけど、1989年に中心人物のカイ・ハンセンが突如ハロウィンを脱退したときは、本当に驚き失望しましたね。
ローランド・グラポウを新ギタリストに迎えた2回目の来日公演を観た際に、ライヴ自体は決して悪くはなかったですが、ぽっかりと空いた穴が大きすぎることも否めずに、カイがいない事実を改めて突きつけられた感覚がしました。
カイがどう出てくるのか動向が注目されましたが、輸入盤で愛聴していたタイラン・ペイスのシンガー、ラルフ・シーパーズを相棒に帰還した時は、心からワクワクしましたね〜。「KAI HANSEN」と書かれた漆黒のBOXに入った『Heading for Tomorrow』のCDを、相当な期待感で聴いたのを覚えています。
結果的に期待を上回る会心の一撃を与えてくれましたが、中でもイントロダクションの「Welcome」から繋がる、今回ピックアップした「Lust for Life」のお馴染みのギターフレーズ(HAGANEで想起したやつですね)が飛び出してきた時の衝撃と興奮は言葉にならないほどでしたね〜。
カイが生み出してきたハロウィン由来の劇的なメロディはそのままに、よりタイトかつパワフルに進化したメロディック・パワー・メタルは、ハロウィンと並ぶジャーマンメロパワの2大勢力の確立を強烈に印象付けてくれました。
そのレベルアップに絶大に貢献したのが、ラルフの超音波のごとき強靭なハイトーンボイスだったのは言うまでもありません。今回当然ラルフのオリジナルヴァージョンで改めて味わうべし、と思いきやストリーミングでは未解禁でした。。
2000年のコンピアルバム『Blast from the Past』がストリーミングにアップされており、カイのボーカルでレコーディングし直してしまった(汗)、リレコヴァージョンになってしまうんですよね。
原曲よりもキーが下がり、タイトさよりもヘヴィな趣が増量されたので、BPMも多少抑えめになってしまいましたけど、とにかく原曲のメロディ、アレンジ、展開の全てが見事に噛み合った名曲ですので、このセルフカヴァーでも魅力は十分に伝わるでしょう!
ぜひ、一度聴いてみてください!