※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
ドイツのヘヴィ・メタル・バンド、ハロウィン(HELLOWEEN)が、1987年にリリースした2枚目のアルバム『Keeper of the Seven Keys Part1』の7曲目に収録。
今日は年に一度のハロウィ〜ン!ということで、ベタですけどそれにちなんでハロウィンです(笑)。昨年はコロナ禍で、ハロウィンどころでない雰囲気が世間に漂ってましたけど、今年は少しは盛り上がってる感があり良かったですね〜。
それにしても、この”キーパーズ1”がリリースされた80年代の後半を思い返すと、ハロウィンというイベント自体が、日本で全く浸透していなかったですよね。クリスマスやバレンタインのように、少しずつ浸透してきたのは90年代に入ってからでしょうか。
その頃、最初に雑貨屋とかでハロウィンのグッズを見つけたときは、このバンドのハロウィンのグッズを見つけたかのように(笑)、なぜか嬉しくなった記憶があります。今となってはハロウィン関連のグッズは、イベントだけでなく、バンドのものも含め、嫌というほど手に入れやすくなったのは、隔世の感がします。
今回は”キーパーズ1”の方から、そのままズバリ「Halloween」をピックアップしました!熱心なファンならとっくに知っているでしょうけど、バンド名とスペルが一文字違うんですよね。
カイ・ハンセン作の13分以上に及ぶこの大作は、名作の最後を締めるに相応しい作風で、まさにハイライトと言えるでしょう。ハロウィン流儀のメロディック・パワー・メタルをベースに、巧みな場面展開と劇的なドラマ性を持たせた構成は、長尺を全く感じさせない俊逸なもので、最後まで飽きることなく一気に聴かせます。
MV用に5分程度のエディットがなされていましたけど、これを聴いた時に物足りなさを感じたのと同時に、オリジナルヴァージョンに無駄なパートなど一切ないのを、改めて知らしめましたね。
今年話題を呼んだ新作も悪くなかったですけど、改めて全盛期のマイケル・キスクの若々しく表現力溢れるハイトーン・ヴォイスや、カイとマイケル・ヴァイカードの息もつかせぬ美麗なツインリードを聴いていると、やはり最高の時代が生み出したメロパワにとっての奇跡的な原点作は、レベルか違うなあと、思わず感慨にふけってしまいました。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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