※タイトルに「METAL(メタル）」のワードが入った楽曲を紹介していきます！
ドイツのハード・ロック・バンド、 キッシン・ダイナマイト（KISSIN' DYNAMITE）が、2010年にリリースした2枚目のアルバム『Addicted to Metal』の1曲目に収録。
前回新作レビューしたキッシン・ダイナマイトですが、今回はメタルタイトル括りでいってみましょう～。
デビューが2008年で今年16年目を迎えるキッシン・ダイナマイトですが、未だメンバーの年齢が30代そこそこという若さは、バンド最大の武器のひとつとなってきましたね。
フロントマンのハネス・ブラウンは、1992年5月生まれで今年32歳ですので、デビュー時はなんと16歳。日本デビューとなった『Addicted to Metal』時でも18歳、バイオにはメンバーの平均年齢17歳と書かれてますね。ジャケットのイメージそのままに、炎が立ち上がるような熱さ漲るメタルを奏でてくれたのは、この弾けるような若さに起因するところが大きいでしょう。
そんな無限の可能性を秘めたキッシン・ダイナマイトに目を付けたのは、メジャーのEMI。さらには彼らのお目付け役として登場したのが、ウド・ダークシュナイダー大先生でした。ドイツでのフェスでキッシン・ダイナマイトのライヴを観たウドが、「あの若造ども、なかなかやるじゃん！」と言ったかわかりませんけど（笑）、気に入って自身のツアーサポートに起用したんですね。
そして、「若造どものために、一緒に歌ってやるか！」と言ったかわかりませんけど（笑）、ゲスト参加したのが、今回メタルタイトル括りでピックアップしたタイトル曲「Addicted to Metal（Feat.Udo Dirkschneider）」でした！
ここではキッシン・ダイナマイトらしい、メロディックなヘアメタルテイストは封印。どっしりボトムの低いミッドテンポのリフ主体のメタルは、ウドがアクセプト等で実践してきたジャーマン・メタルの王道をゆくもの。単純明快にシンガロングへと誘います。1番はハネスが普通に歌ってますが、2番になると突然ウドが歌い出し、お馴染みの自身の世界観を炸裂！貫禄の違いを見せつけてくれますね～。
ちなみに、本作の日本盤は吸収合併される前の東芝EMIからリリースされていましたが、海外の事情に合わせてメジャーから離脱。その後海外ではAFM、メタルブレイド、ナパームと渡り歩いており、日本でも発売元がコロコロ変わっています。
こうしたケースでは普通はセールス的にもスケールダウンしていくんですけど、海外ではむしろメジャーからドロップした後の方が徐々に格が上がっていき、遂にはドイツ国内チャート1位を獲得しているのは面白い現象ですね！何より彼らをいち早く認めたウドの先見の明も感じます。
ぜひ、一度聴いてみてください！
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