※これぞ80ｓ！のイメージなヘア／グラムメタル系を紹介していきます。
アメリカのハード・ロック・バンド、ヘヴンズ・エッジ （HEAVENS EDGE）が、1990年にリリースした1枚目のアルバム『Heavens Edge』の6曲目に収録。
グランジの波が確実に押し寄せる一歩手前の時期に、東海岸からこれだけLAメタルライクで、しかも高品質のバンドが出てきたのは奇跡的でした。
楽曲や演奏の質の高さもさることながら、硬質でメジャー感溢れるクリアなプロダクションが何より素晴らしいですね。プロデューサーはクイーンズライクなどで、メタルファンにはお馴染みのニール・カーノン。そのためか、もしくは東海岸のバンドだからか、サウンドにもどこか陰影を感じるテイストが内包されているのが、ヘヴンズ・エッジの特徴といえるでしょう。
このデビュー作をリリースしてすぐにグランジの波が押し寄せたせいで、ヘヴンズ・エッジは大した話題にもならずに、時代の狭間に埋もれてしまいました。もし80年代中盤くらいまで、彼らがデビューしていたら、結構メジャーな存在になっていたかも知れませんね。
98年に今はなきメロハーレーベル、MTMから未発表音源を集めたアルバムをリリースしていますが、その後解散。2013年にオリジナルメンバーでリユニオンしましたが、2019年にベーシストが残念ながら他界しています。
今回ピックアップした「Find Another Way」は、アルバム随一のメロディアスな佳曲で、サビの分厚いコーラスがとりわけ印象的ですね〜。エッジの効いた力強さとメロハー的な切ないメロディが絶妙にマッチして、ヘヴンズ・エッジのバンドとしての実力を知らしめてくれます！
ぜひ、一度聴いてみてください！
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