※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます！
日本の女性ハード・ロック・バンド、SHOW-YA（ショーヤ）が1985年にリリースした、デビューアルバム『Masquerade Show』の3曲目に収録。
HM/HRが音楽シーンのメインストリームに君臨していた時代は、女性メタルファンの比率も高く、とりわけイケメンバンドのライヴ会場あたりは、華やかなムードに包まれていました。
けれども、今やファン層は男性比率が圧倒的で、かつ年々高齢化（汗）していくばかり。。そうなると、日本のメタルに関連した業界も、女性のアーティストなしでは、縮小傾向のビジネスが成り立たない状況でしょうね。
80年代に登場したSHOW-YAは、今の時代に活躍する女性メタルバンド達の、直接的な始祖といえる存在でしょう。途中、メンバーの離脱や解散を経て、なお活躍し続ける原動力は、確固たる実力を持っていることに他なりません。
筆者も「私は嵐」や「限界LOVERS」あたりで、大ブレイクするずっと前のライヴを観たことがありますが、各メンバーの力量が想像以上で、ライヴでの演奏も、当時一線で活躍する男性のジャパメタ勢となんら劣らず、正直驚いた記憶があります。
今回は、ちょうど彼女達の原点と言えるデビュー作がストリーミング化されていたので、そこからセレクトしてみました。この「ターロン・オブ・キング（爪王）」は、ジャパメタマニアなら何とも懐かしい、80年代の様式美メタルバンド、ヘレン（マンドレイクルート！）の代表曲のカヴァーになります。
寺田恵子の歌唱は、まだまだ線が細いものの、堂々とした歌いっぷりで、すでに大物の片鱗を十分に覗かせていますね〜。ヘレンのヴァージョンとはいい意味で趣が異なり、レインボー直系の様式美をSHOW-YA風に再現したこのヴァージョンも実に味わい深い。ヘヴィ・メタル・バンドとしてのルーツのひとつとして、押さえておきたい１曲でしょう！
ぜひ、一度聴いてみてください！
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