※CDじゃなくても、ストリーミングで聴ける新曲をご紹介します!
日本の女性ハード・ロック・バンド、 SHOW-YA(ショーヤ)が、2021年8月6日に音楽ストリーミングサービス、配信で新曲「EYE to EYE」を公開しました。
今回はジャパメタの過去曲を選ぼうとしていたところ、ちょうど新曲が飛び込んできたのでご紹介します。つい先日、ストリーミングのオススメにこの曲が出てきたんですが、デスやゴシックメタルのような陰鬱な雰囲気のジャケを、よ〜く目を凝らして見ると「SHOW-YA」の文字が。。
こんな同名異バンドがいるんだ〜?なんて思っていたら、まさかの日本のSHOW-YAで、思わず2度見しちゃいました(笑)。ロゴも”しょ〜や〜”みたいなウネウネの書体で(笑)、どーしちゃったの??とびっくりです。
8月30日に全編英詞による初の世界発売(ストリーミングなら解禁の範囲次第で世界どこでも聴けるんで、今や驚くことではないですが)のニューアルバムがリリースされ、そこからの先行音源になります。
日本で勃発した新世代のガールズメタル系バンドによるブームのおかげで、元祖的存在のSHOW-YAが再評価され蘇生し、完全に新たな活動フェイズに入ったということでしょう。90年代初期の寺田恵子の脱退、ステファニーの加入とバンドが迷走していった当時を思い起こすと、とても感慨深いものがありますね〜。
さて、220VOLTか、はたまたフェイツ・ウォーニングか(笑)というタイトルがつけられた「EYE to EYE」。肝心のサウンドの方ですが、まさかゴリゴリのメタルになっているのでは、、、恐る恐る聴いてみました〜。
確かにメタル成分高めで意識的にヘヴィに仕上げているとはいえ、楽曲自体は歌謡的?メロディもしっかり重視されていますし、隠しきれない80年代のジャパメタ臭の残像もあり、構えていた分、長年のファンでも違和感なく聴けるんではないでしょうか。
個々のプレイヤーの力量の確かさはいうまでもないですけど、今風になりきれない落ち着いたノリが、むしろいい方向に作用している気がします。ちょっと気になったのが、寺田恵子のヴォーカルがいつものようにガツンと響いてこない点です。ミックスの加減なのかバックに埋もれがちですし、英語歌唱というのも関係しているんでしょうかね。
プロデュースは若井望ということで、近年激しいメタル化を進めた浜田麻里の背景と被る部分はあります。個人的には浜田麻里の時も思ったんですけど、今風のメタルっぽいヘヴィネスに固執しすぎているようで、もう少しキャリア相応に肩の力を抜いてもいいような気がします。
SHOW-YAも”熟女舐めんなよ〜”なんて敢えて言わなくても、十分に凄さは伝わると思いますし、いずれにせよ、大ベテランが今後どう活動を展開していくのかにも注目ですね。
聴いてほしい度 72%
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