【楽曲紹介】ジェフ・ワトソン（Jeff Watson）「Osaka Rocka」

※歌がなくても魅力的！HM/HR インストゥルメンタルの世界を紹介します。

アメリカのハード・ロック・ギタリスト、 ジェフ・ワトソン（Jeff Watson）が、1992年にリリースした、1枚目のソロアルバム『Lone Ranger』の7曲目に収録。

ナイト・レンジャーの新作がリリースされ、以前に先行楽曲を紹介しましたけど、アルバムの方は聴いてみて、レビューする気が正直起こらず（汗）。。

ジェフとブラッド・ギルズのサウンドやキャラの対比こそがナイト・レンジャー最大の武器だっただけに、個人的にはジェフがいないのは、バランス的にあり得ないんですよね。。ジェフのクローンに徹したジョエル・ホークストラは良かったものの、今のケリー・ケリーはギタースタイルが違い過ぎます。

そんなジェフがナイト・レンジャー離脱中に、シュラプネルから発表したソロが、なかなかわかりやすいタイトル（笑）の『Lone Ranger』でした。

それにしても、ギターを弾くジェフが白馬に跨ったイラストのジャケは酷すぎるなあ〜（笑）。これだけで聴く気が萎えますけど、ギターインストとしては大注目の作品に仕上がっています！

御大アラン・ホールズワースを始めとするギタリスト陣やカーマイン・アピスを始めとするバックメンバーの面々が豪華絢爛！その中で、フルピッキングやエイトフィンガーなどお得意の奏法をこれでもかと炸裂させつつ、ロックのみならずフュージョン、ジャズなどの要素もこなすジェフが、いかに有能なギタリストだったか実感できるでしょう。

個人的にはエイトフィンガーって、難しい割にはフレーズがカシオトーン(懐かし〜)の音みたいで、カッコよく感じないんですが(汗)、ジェフの発明であるのは間違いないですよね。そういえば金属ピックも真似て使い、弦をよく切ってました(笑)。

今回ピックアップした「Osaka Rocka」は、日本のファンにはオッ！と思わせるタイトルのインストです。3分にも満たないものの、ドライヴ感のあるアップテンポでハードなロックチューンで、ジェフも持てる技を駆使して、存分に弾きまくっていますね〜。HM/HRファンならアルバム中でもっとも楽しめる1曲といえるでしょう！

ぜひ、一度聴いてみてください！