※すでに新世紀から20年経過!2000年以降の楽曲を紹介していきます!
アメリカのハード・ロック・ギタリスト、ブラッド・ギルス(Brad Gillis)が、2000年にリリースした2枚目のソロアルバム『Alligator』の3曲目に収録。
昨日はナイト・レンジャーのおニューのライヴ盤を紹介しましたので、その関連で今回はブラッド・ギルスのソロ作からいってみましょう〜。
ナイト・レンジャーにおけるツインギターの相棒だったジェフ・ワトソンが去った後も、ナイト・レンジャーで奮闘し続けるブラッド。80年代当時あんなに綺麗だった、お馴染みフロイドローズを装着した赤い愛器も、もの凄い年季の入ったルックスに変貌し、それだけの歳月が流れたことを感じさせます。
そんな変貌ぶり(マッチョで短髪になったご本人もですけど笑)があっても、ギタープレイの方はユニークで唯一無二のアーミングは健在で、プレイ自体もキレッキレのフレーズを今も連発してくれているのは嬉しい限りです。
個人的にはオジーのライヴでのプレイが大好きなんですけど、アーミングばかりがフィーチャーされがちですが、通常のフレージングの巧さも特筆モノで、むしろ過小評価されているようにすら感じますね。
そんなブラッドは2枚のソロ作をリリースし、ギタープレイを堪能するならインスト中心の1枚目『Gilrock Ranch』がいいですが、あいにくストリーミング解禁されておらず。。ストリーミングで聴ける『Alligator』の方は、歌もの中心の作風になっています。
参加メンバーはブラッド以外に、ケリー・ケイギー(Ds)とゲイリー・ムーン(B、Vo)他がクレジットされていますが、これが今やナイト・レンジャーの黒歴史のように扱われている95年の『Feeding Off The Mojo』でのトリオ編成と被るので、ソロ作ですがその延長戦上にあるのが伺えます。
今回ピックアップした「Heart-Shaped Wings」は、比較的ナイト・レンジャーのようにキャッチーでメロディアスなフィーリングが漂う、心地よいハード・ロック・チューンです!イントロのアーミングをかましたブラッドのフレーズが、何かに似てるなあ〜と思ってたらガンズの「Sweet Child O MIne」ですよね(汗)。。。
お得意のアーミングは、いつもより余計に動かしてます!みたいなプレイスタイルを連発しており、歌モノであってもこの曲に限らずブラッドのギターが当然フィーチャーされているのは、ソロ作ならではといえるでしょう!
ぜひ、一度聴いてみてください!