※メタルの激しさとのギャップが美しい、バラードの魅力を紹介します!
アメリカのハード・ロック・バンド、ナイト・レンジャー(NIGHT RANGER) が、1985年にリリースした3枚目のアルバム『Seven Wishes』の5曲目に収録。
コロナが落ち着いて来日が数多く決まっている中に、ナイト・レンジャーの名前も確認できますね。ハード・ロック界のベンチャーズ?のごとく、過剰に来日してくれる(汗)彼らですけど、それだけ日本のファンに愛されている証しでしょう。ジャック・ブレイズを始め、メンバーも日本には感謝しているでしょうね〜。
そんな今回の来日でも100%演奏されるであろうお馴染みのバラード「Sister Christian」。ケリー・ケイギーが上手のドラムセットを離れ、ヘッドマイクで芝居がかって歌う姿が思い浮かびますね〜。それを聴きながらずっと思ってたのは、なんでこんな平凡なバラード(スミマセン。。)が大ヒットしたんだろう(汗)?という疑問でした。
イントロからAメロあたりまではいいんですけど、唐突にあまりコードの起伏やフックのないメロディのサビに突入する展開が、個人的にあまり感動できないんです。。ギターソロやエンディングも悪くないんですけどね。。
バラードバンドと当時揶揄される元凶も作ったわけですが、そのおかげでナイト・レンジャーには良いバラードが他にもたくさん生まれました。その中で一番好きなのが、今回ピックアップした佳曲「Sentimental Street」です!
どバラードではなく、ハードなテイストも織り交ぜたアレンジや曲構成が、完全に「Sister Chirstian」の二匹目のドジョウを狙ってるのがミエミエとはいえ(笑)、メロディの質やコード進行の良さは明らかにこちらが上回ってます。
付加された大仰なイントロからして、おっ!と気持ちが高揚しますよね。そこからピアノとケリーのヴォーカルは全く一緒ですが、次第に盛り上がっていくコード感や、強いフックで甘酸っぱくキャッチーなメロのサビは、素直に感動へと誘ってくれます。より産業ロック的な雰囲気が漂っているのもいいですね〜。
それにしてもSpotifyの再生回数が「Sentimental Street」が約290万回で「Sister Christian」が約8400万回ですか〜。やはり再生回数だけでは曲の良し悪しは判断できないのかもしれません。
ぜひ、一度聴いてみてください!