※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル系を紹介していきます。
カナダのハード・ロック・バンド、セインツ・アンド・シナーズ(SAINTS AND SINNERS)が、1992年にリリースした1枚目のアルバム『Saints & Sinners』の7曲目に収録。
思わずホワイトスネイクのアルバムタイトルを思い起こさせるバンド名のセインツ・アンド・シナーズは、モントリオール州ケベック出身のバンドです。昨今のカナダ勢ではアゴニストあたりも同じ地域ですね。
結成がオルタナ・グランジに入る91年ですから、80s系の指向性を持つバンドとしてはなかなかチャレンジングなタイミングですよね。カナダだけに若干なりともアメリカのマーケットの状況とは時差があったのかも?しれません。
このバンドには面子に驚かされました。なんせヴォーカリストがカナディアン正統派メタルの名バンド、スウォードのリック・ヒューズじゃないですか〜。スウォードは以前1曲紹介してますけど、、
80sのヘア・メタル・テイスト全開!のセイント・アンド・シナーズとは全く異なるベクトルのサウンドだけに、この使い分けができるの中々器用だと思います。他のメンバーでは元ナイト・レンジャーのジェシー・ブラッドマン(Key)も参加していますね。
そして、プロデュースはカナダのロックシーンが誇るマルチクリエーター、アルド・ノヴァが担当しています。
ノヴァはほぼ全編に渡って楽曲作りにも関与しており、中でも「Kiss The Bastards」はジョン・ボン・ジョヴィ、スキッド・ロウのレイチェル・ボランとの共作ですね。ただし、クレジットの豪華さに比して、この曲は正直今ひとつ退屈な出来なので(汗)、、今回はよりメロディが際立つ80sテイスト全開のハード・ロック・チューン「Lesson of Love」をピックアップしました!
どことなくノヴァの名曲「Fantasy」っぽいリフで始まるパワフルでメロディックな佳曲ですね〜。こちらにジョンが絡んでるかと勘違いしそうです(笑)。フック度満点、転調が巧妙すぎるサビはシンガロング必至で、一度聴いたらリピ時に覚えているでしょう。
ジャケ違いで翌年に日本盤も出ていますが、時代錯誤過ぎたのかたった1枚、わずか1年で消えてしまいました。。ほんと惜しまれるほどに全体のクオリティが高いので、80s系の音が大好きなら期待を裏切らないと思います!
ぜひ、一度聴いてみてください!