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【楽曲紹介】 ケイン・ロバーツ(Kane Roberts)「Dance Little Sister」

※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル系を紹介していきます。

 

アメリカのハード・ロック・ギタリスト、ケイン・ロバーツ(Kane Roberts)が、1991年にリリースした2枚目のアルバム『Saints and Sinners』の 4曲目に収録。

 

御大アリス・クーパーの盟友としてのみならず、その筋肉マッチョのインパクトあり過ぎな風貌でシーンに名を馳せたケイン。アリスの“ボン・ジョヴィシンドローム化”での大ブレイクに触発されるように、イメージを一新したのが本作でした。ヤベーものを見てしまったと思わず目を伏せたくなる(笑)前作のジャケ写から、すっかり垢抜けたマッチョな色男(死語ですかね)に変身しましたからね〜。

 

サウンドの方は、プロデュースを務めたデズモンド・チャイルド界隈が大挙結集!曲さえよければ関係ねえ〜と言わんばかりに、外部ライターを惜しげも無く起用、ジョン・ボン・ジョヴィ、リッチー・サンボラがシェールに書いた楽曲を決め曲としてカヴァー収録する鉄壁ぶりでした。

 

今回ピックアップした「Dance Little Sister」は、ボン・ジョヴィ風というより、成りきった振り切り方が何とも潔い、典型的なアリーナ・ロック系の佳曲です!フック強めのサビコーラスでいきなり始まる展開、後半にグイッと盛り上げていく転調と、ジョヴィそのまんま過ぎですね(笑)。デズモンドの息がわかりやすいほど、掛かりまくってます。自慢のギターは敢えて抑えめですね。

 

というか、ケインのちょいとヘタウマ(汗)風ヴォーカルに、師匠アリスの面影が入っていて、ボン・ジョヴィ化したアリスのパクリ(笑)というのが、適切な表現かもしれません。作曲の中心となったジャック・ポンティは、ボン・ジョヴィ、アリスを始め、80sメタル系の様々な楽曲を手がけており、プロデューサーとしても知られています。

 

これだけの鉄壁の体制で作られたにもかかわらず、時代が少し遅過ぎたのか狙い過ぎたのか、全米で大ブレイクの夢は叶いませんでした。ちなみにソロ1作目の内容もサイコーなので、こちらは別の機会に紹介したいと思います!

  

ぜひ、一度聴いてみてください! 

Dance Little Sister

Dance Little Sister

  • ケイン・ロバーツ
  • ロック
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes

 

CDはこちら

Saints and Sinners

Saints and Sinners

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