※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます。
スウェーデンのメロディアス・ハード・ロック・バンド、エイリアン (ALIEN)が、1989年にリリースしたデビュー・アルバム『Alien』USリミックスの2曲目に収録。
北欧メロハーファンの心のオアシス、エイリアンが久々の新作をリリースするようなので、それを祝して今回は取り上げてみました。 このデビュー作は、北欧メロハーを代表する名盤ですが、ふたつのヴァージョンがあることで知られています。
オリジナルは、88年に本国で発売されており、ちょっとチープな氷山と滝のイラストが、なんとも北欧への郷愁をそそります。ヴォーカルはジム・ジッドヘッドで、伸びやかでクリアなハイトーンが、北欧らしい透明感を運んでくれます。
ジム脱退後に、海外マーケットを見据えてつくられたのが、曲順、ジャケットなども変更したUSミックスヴァージョンです。こちらのヴォーカルはピート・サンドベリで、ジム同様のハイトーンヴォイスながら、幾分エモーショナル度の強めな声質が特徴です。
正直どちらも甲乙つけがたいんですが、北欧らしい味を求めるならオリジナル、単純に完成度の高さならUSミックスでしょう。今回ピックアップした「Go Easy」は、ドラムやベースの音圧が上がったタイトな仕上がりで、USミックスの良さがとりわけ出ていますね。
アルバムのどの曲でも極上の美旋律を堪能できますが、この曲での心の琴線に触れるメロディの素晴らしさときたら!サビメロのフックの強さは、本当に格別ですね。他の曲に比べアップテンポで、ハードロックならではのエッジや力強さも、しっかりと感じられます。
トニー・ボルグのツボを押さえたギタープレイ、シンセのキラキラアレンジと、ケチのつけようがありません。これから先も大切に聴いていきたい、北欧メロハー珠玉の楽曲です!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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