※評価が今イチなアルバムの中に眠る、隠れた佳曲をご紹介していきます。
アメリカのハード・ロック・バンド、ボン・ジョヴィ（BON JOVI）が、2015年にリリースした13枚目のアルバム『Burning Bridges』の3曲目に収録。
本作は、リッチー・サンボラが結局バンドを完全に離れてしまってから、最初のアルバムとして発表されましたね。また、レーベルとの契約解消のために、これまでの未完成曲なども集めて作られたアルバムといった事情もあり、数あるボン・ジョヴィの作品の中でも、熱心なファン以外は、手を出しづらく、評価しづらいアルバムではないかと思います。
筆者は『Keep the Faith』辺りまでは、デビュー以来からリアルタイムで、かなり聴き込んできましたが、この辺りの作品になると、リリースされたことすら、ほぼ無関心になっていた時期でした。そんな感じですから、全く期待せず先入観全くなしで、何気なく聴いて、おっ！と思った曲が、今回ピックアップした「Saturday Night Gave Me Sunday Morning」（長いですねww)でした。
これぞボン・ジョヴィ節！と言いたくなる、フックに溢れた、穏やかで温かみのあるメロディ。リッチーの面影を、想起せずにはいられないコーラスワーク。筆者のようなオールドファンが聞いても納得の１曲で、こんな曲がまだ書けるんだ、と驚いていたんですが、クレジットを見てまたまたびっくり。リッチー・サンボラの名前が、このアルバムで唯一入った楽曲だったんですね〜。
そう考えると、やはりジョンとリッチーのコンビネーションがあってこその、ボン・ジョヴィの魅力なんだなあということを、改めて痛感させられた次第です。ネット上の状況を見ていると、こうしたコロナ禍で、なんとなく２人の距離感も縮まった？感もあるので、もう一度、これぞボン・ジョヴィ！と言える作品を、共に作ってくれる日がくることを、少しだけ期待してしまいました。
ぜひ、一度聴いてみてください！
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