※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます。
ドイツのメロディアス・ハード・ロック・バンド、 フェア・ウォーニング(FAIR WARNING)が、1992年にリリースした1枚目のアルバム『Fair Warning』の2曲目に収録。
先回ご紹介したテンとともに、メロハーの代名詞といえば、フェア・ウォーニングが思い浮かびます。オルタナ・グランジ旋風真っ只中に、大丈夫か?と逆に心配になるほど、メロディアスなハード・ロックを奏でていましたからね。
そして、3枚目から所属し、ブレイクに導いたゼロ・コーポレーションのアーティストとしてのイメージも、大きく関係しているでしょう。ゼロコーポによる新作ラインナップの”時代錯誤感”が本当に最高で、かな〜り厳しいのも混ざってましたが(笑)、当時相当数の作品を購入したものです。
さて、一貫してメロディアスなサウンドを届けているフェア・ウォーニングですが、やはりデビュー作のインパクトに勝るものはありません。筆者は、たまたま発売直後の輸入盤を手に入れて、さしたる期待もせずに聴いたら、とんでもなくハイクオリティな美旋律メロハーの嵐に、驚愕と感動で打ち震えたものです。
当時のオルタナ・グランジ禍で聴いた時に受けた衝撃は、いまだに忘れられませんね。同時に、こんな素晴らしい作品が日本盤でリリースされないなんて!と信じられない気持ちでした。それぐらいメロディアスなバンドの居場所が、90年台には失われていたんですよね。。
アルバムとしてどの曲も素晴らしいんですが、今回ピックアップした「Wnen Love Fails」は、ミッドテンポでじっくり聴かせる、典型的なメロハーチューンです。楽曲の多くはウレ・リトゲンが手がけてますが、この曲はヘルゲ・エンゲルケによって書かれていますね。フェア・ウォーニングにしては、北欧メロハーのテイストがそこはことなく感じられる点も、個人的には嬉しいポイントです。
そういえば、トミー・ハートが在籍したV2のLPも所有していたんですが、実は殆どちゃんと聴いておらず(汗)、フェア・ウォーニングを好きになってから、慌てて引っ張り出して聴いたのも、懐かしい思い出ですね。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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