※思わず一人モッシュしたくなる!スラッシュメタルを紹介していきます。
アメリカのスラッシュ・メタル・バンド、ラーズ・ロキット(LAAZ ROCKIT)が、1989年にリリースした4枚目のアルバム『Annihilation Principle』の1曲目に収録。
ベイエリアスラッシュで人気を誇ったラーズ・ロキットは、初期の正統派パワー・メタルから徐々にシフトして、この『Annihilation Principle』で、完全にスラッシュ色を強めたサウンドを、放つようになりました。そうした背景もあり、ヴォーカルのマイケル・クーンズは、がなりたてる唱法だけでなく、比較的歌えるタイプでしたね。
個人的にラーズ・ロキットといえば、ハイエンドを強調したえげつない歪みによる、ギターのサウンドメイキングが思い浮かびます。スラッシュムーブメントの中でも、エクソダスのH-TEAMによるクランチサウンドと並び、かなり特徴的な歪みを創り上げていました。
92年の初来日公演でも、その個性的なサウンドの魅力は、充分に感じられました。あの時のライヴは、ステージダイブが飛び交う、異様に凄まじい盛り上がりでしたね。それだけに2005年の再結成時のパフォーマンスは、ブランクを露呈するようで、かな〜り 厳しかったです。。マイケルが短髪になっていて、誰だか分からない風貌でした。
今回ピックアップした「Fire in the Hole」は、ラーズ・ロキットの代表曲といえる、イントロのギターリフから終始スラッシーに押しまくる、疾風怒涛のナンバーです!スラッシュムーブメントの中でも、記憶に残る名曲のひとつと言えるでしょう。囁くような「ふぁいあ いんざ ほー」のサビにゾクゾクさせられますね〜。
モノクロ仕立てが印象的なミュージックビデオも、カッコよかったですね。演奏シーンを見て、ツインバスドラムじゃなくて、ワンバスにツインペダルを駆使していたのが、ちょっと意外で新鮮でした〜。
ぜひ、一度聴いてみてください!
MVはこちら!
Lääz Rockit - Fire In The Hole (Official Vídeo) [HD]
CDはこちら