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【楽曲紹介】 ジェフ・ベック(Jeff Beck)「Space Boogie」

※歌がなくても魅力的!HM/HRインストゥルメンタルの世界を紹介します。

 

イギリスのロック・ギタリスト、  ジェフ・ベックJeff Beckが、1980年にリリースした、3枚目のスタジオソロアルバム『There and Back』の7曲目に収録。

 

生粋のHM/HRファンでも、ジェフ・ベックのことが好きだったり、一目置いていたりする人は少なくないでしょう。長きキャリアの中には、ブリティッシュハード・ロックに寄せた音楽性もクリエイトしていますし、ジャンルを超えた孤高の存在のギタリストとして、HM/HRファンに訴えかける部分は少なくないと思います。

 

それは一連のインストゥルメンタル作品にも当てはまるわけで、とりわけ注目したいのが『There and Back』です。全体としてはハード・ロックというよりも、ハード・フュージョンソフト・ロックインストといった作風になるんでしょうが、個人的には、ジェフ・ベックのインスト物では一番好きな作品になりますね。

 

ハード寄りの楽曲では、イントロを聴いただけで、80年代懐かしの新日本プロレスの世界に没入できる「Star Cycle」や、ドラマティックな「El Becko」も素晴らしいんですが、何と言ってもHM/HRファンならチェックしておきたいのが、今回ピックアップした「Space Boogie」です!

 

その名の通り、超高速のブギのリズムをバックに、スペイシーなベックのギターが縦横無尽に奏でられるのですが、注目すべきはHM/HRファンにお馴染みのサイモン・フィリップスによる怒涛のドラミングです。

 

アタックの強い高速2バスとタム回しを終始続けるプレイはまさに圧巻!最後まで息をつく暇もない密度の濃さですね〜。この時点でサイモンは20代前半の若さながら、ベックに加え、モー・フォスター(B)、トニー・ハイマス(Key)といった名手と対等に渡り合う様は、歴史的名演のひとつと言えるでしょう!

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Space Boogie

Space Boogie

  • provided courtesy of iTunes

 

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