※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル系を紹介していきます。
アメリカのハード・ロック・バンド、ライオン(LION)が、1987年にリリースした1枚目のアルバム『Dangerous Attraction』の8曲目に収録。
祝ストリーミング解禁!って、筆者が発見気づいていなかっただけかもですが、サブスクに登場してほしいリストの、かなり上位に入る作品だったので、これは嬉しいですね〜。CDを取り出すのも億劫で(汗)意外と久々に聴いたんですけど、改めて名盤だなあと、しみじみ実感しました。
今や白蛇で出世したダグ・アルドリッチとNWOBHMのタイタンに在籍したカル・スワンを中心とするライオンは、アメリカのメインストリームらしいダグのエッジの効いたギターと、湿り気を帯びたカルのヴォーカルがベストマッチで、英米のいいとこ取りといえるHM/HRが、まさに日本人好みのバンドでした。
マーク・エドワーズもライオットの『Thundersteel』等におけるプレイより、ライオンでの大らかでタイトなドラミングの方がしっくりきます。ビジネス上のトラブルが多発して、思うような活動ができなかったのがホントに不運でしたけど、いつまでも日本のメタルファンの記憶に残るバンドですよね。初来日公演もまだ未完成なライヴパフォーマンスだったものの、初来日公演の記憶も甦ります。
良い曲だらけなので珍しく迷いますが、今回ピックアップした「After the Fire」は、メロハーと言っても差し支えないほど、哀愁を漂わせたメロディが胸を打つ、ドラマティックなハード・ロックの隠れた名曲に仕上がっています!カルの湿り気を帯びたヴォイスは、こうした曲調でこそドンピシャにハマってますし、ダグの正確でメロディをしっかり追った、伸びやかなソロも聴きごたえ十分ですね〜。
お馴染みロックキャンディから、CDが再発されたものの、”トランスフォーマーのテーマ”が収録されていませんでしたが、ストリーミングで聴くことができます。Spotifyの再生数も桁違いで、本国では良くも悪くもこのテーマ曲のバンド、みたいな認識なんでしょう。日本のメタルファンは宝物のような他の楽曲こそ堪能したいところです!2枚目の解禁も待ちたいですね。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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