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【楽曲紹介】リトル・エンジェルス(LITTLE ANGELS)「Radical Lover」

※まさにHM/HRの黄金時代、80年代を彩った楽曲を振り返ります!

 

イギリスのハード・ロック・バンド、リトル・エンジェルス(LITTLE ANGELS)が、1989年にリリースした2枚目のアルバム『Don't Prey For Meの12曲目に収録。

 

一大マーケットの全米における80sメタル花盛りの時代に、「ブリティッシュハード・ロック」「大英帝国」なんていうキーワードに拘り続けたHM/HRファンには、救世主として記憶に残るバンドのひとつがリトル・エンジェルスでしょう。

 

スカボロー出身のリトル・エンジェルスの結成は、意外と古く1984年に遡ります。NWOBHMも完全収束し、メタルの本場がアメリカへと移ってしまった時期ですね。当初のゼウス名義からミスター・スラッドになり、リトル・エンジェルスになったのは1枚目の7曲入りミニアルバムToo Posh to Mosh』の制作過程においてでした。

 

そして、翌年ポリドールと契約してリリースされたのがデビューフルアルバムにして日本盤初登場となった『Don't Prey For Me』でしたね。

 

80sのHM/HRらしい煌びやかさで表面はコーティングしつつも、若干の湿り気を帯びた伝統的なブリティッシュハード・ロックの重みを内包するサウンドは、アメリカのヘアメタル系のバンドにはない要素でした。サンダーやクワイアーボーイズらとならび、多少なりともブリティッシュ復権に向けた光明と言える存在になりました。

 

90年代に入り、1991年の2枚目フル『Young Gods』が全英17位にランクイン。この頃日本にプロモ来日した映像がYouTubeで確認できますね。そして、1993年の3枚目『Jam』で遂に全英1位を獲得。多数のシングルヒットも飛ばしましたが、1994年に解散を余儀なくされました。

 

さて、ストリーミングでのリトル・エンジェルスの音源は、1994年の『Too Posh to Mosh, Too Good to Last! 』のみが解禁されていますが、なぜか『Don't Prey For Me』から2曲だけが、MVとして観ることができます。

 

今回はそのうちの1曲である「Radical Lover」をピックアップしました!ブリティッシュらしい質感を滲ませながらも、フックのあるメロディラインが光るハード・ロック・チューンです!本国ではシングルカットされ、全英34位にランクインしています。

 

その後、2012年に再結成を果たして翌年まで活動し、本国では歓迎をうけました。日本ではストリーミング解禁されていない作品が多いので、状況が好転するのを待ちたいですね。

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Radical Your Lover

Radical Your Lover

  • Little Angels
  • ロック
  • ¥407