※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
イギリスのメロディアス・ハード・ロック・バンド、 ヴァージニア・ウルフ(VIRGINIA WOLF)が、1986年にリリースした1枚目のアルバム『Virginia Wolf』の6曲目に収録。
前回のメロハー括りでハートランドを取り上げた流れで、今回はシンガーのクリス・ウーズィーが在籍した、ヴァージニア・ウルフをご紹介します。ウルフと名のつくバンド名は色々あれど、”ヴァージニア・ウルフ”って、なかなかカッコいい響きですよね。
クリス以上に知られるのは、ジェイソン・ボーナムが在籍していたことでしょう。エアレース後の活動ですけど、お父さんのイメージから想像できない、メロハー系を渡り歩いたのは興味深いところです。そういえば、フォリナーのライヴでジェイソンを観ましたし、彼の嗜好から自然な流れだったのかもしれません。
さらに、デビュー作はクイーンのロジャー・テイラーのプロデュース、メジャーのアトランティックからのリリースと、全てにおいて盤石な体制だったのに、なぜか日本盤化されず。。作品のクオリティや80年代にフィットした音楽性を考えても、ちょっと謎が残ります。
まあ、高品質だったものの、キメとなるガツンとフック強めの楽曲が少し欠けていた、と言えなくもありません。むしろ2枚目の『Push』の方がハートランドに近い音楽性で、全体的にはよりメロディアスさが増し、楽曲の質も向上しているように感じます。
その中で、今回1枚目からピックアップした「Livin On a Knife Edge」は、クリスのエモーショナルなヴォイスを最大限活かした、哀愁のメロディが乱舞する、英国産らしいメロハーを極めた佳曲です!
イントロから終始バックで鳴り響くポリシンセからして、80sの香りがプンプン漂い、何度もリピしたくなる逸品ですね〜。やや機械的なジェイソンのドラミングは、楽曲を引き立てるプレイに徹しています。
余談ですけど、この曲、矢沢永ちゃんの「共犯者」って曲に、シンセのリフレインが酷似しているような。。ちなみに永ちゃんが後ですね。。(汗)。そしてジャケは、サバイバーの「Vaital Signs」の世界ですね!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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