Streaming for METAL !

音楽ストリーミングサービス・サブスクで、ヘヴィ・メタル、ハード・ロックを味わい尽くそう!

【楽曲紹介】ボーナム(BONHAM)「Wait for You」

※まさにHM/HRの黄金時代、80年代を彩った楽曲を振り返ります!

 

イギリスのハード・ロック・バンド、ボーナム(BONHAM)が、1989年にリリースした1枚目のアルバム『The Disregard of Timekeepingの2曲目に収録。

 

ジェイソン・ボーナムがキャリアを積んできたバンドとして、すでにエアレース、ヴァージニア・ウルフを過去に取り上げていました〜。

ジェイソンが特別に好きなわけではないんですけど(笑)、ここまできましたんで、今回は80年代の彼のキャリアにおける真打ちとして、ボーナムも行ってみましょう〜。

 

”ボーナム”という響きは、ロックファンにとってのパワーワードで、バンド名からして、遂にそうきましたか!という感じですよね(笑)。それまでは偉大すぎる親の七光りをあまり使わずに、粛々と?活動していたジェイソンでしたけど、このあまりにわかりやすいバンド名に相応しく、音楽性もそれまでに在籍したメロハー系とは指向を一変。レッド・ツェッペリンを現代風にアップデートさせたような楽曲がズラリと並んでいます。

 

まさに、伝家の宝刀を遂に抜いた!感がありましたよね。ジェイソンに期待されていた音楽性なのは間違いなく、これを待ってました!的な雰囲気が、当時にシーンに充満していた気がします。

 

同系のキングダム・カムがあれだけ叩かれたのとは、雲泥の差がありましたね(笑)。やはり、ツェッペリンに直接繋がる血統を持つドラマーがいるのは、説得力が違ったということでしょう。

 

そうした話題性だけでなく、実際のサウンドのクオリティの方も、80年代のジェイソンのキャリアにおいて、最高の1枚となっていると言えるでしょう。今回ピックアップした「Wait for You」は、シングルにもなったボーナムの代表曲で、ブリティッシュ風味が香るハード・ロック・チューンです!

 

明確なツェッペリンぽさをベースにしながらも、現代風のサウンドアプローチと、耳障りの良いキャッチーな要素を上手くミックスさせたこの曲の出来は、アルバム中で抜きん出ていますね。プロデュースを務めた名手ボブ・エズリンも楽曲作りに加わっています。

 

シンガーのダニエル・マックスターの声質と唱法は、ロバート・プラントっぽさがありつつも、過剰にならない程度て、そのバランスが絶妙ですよね。それにしても、当時の日本盤の邦題「無限」って、、一体なんだったんでしょう。

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Wait for You

Wait for You

  • BONHAM
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes