※80sを象徴する音楽、産業ロックのあれこれを紹介していきます!
カナダのロック・バンド、 ラヴァーボーイ(LOVERBOY)が、1983年にリリースした3枚目のアルバム『Keep It Up』の1曲目に収録。
週末の仕事終わりに聴きたい定番曲といえば、個人的にはヴァンデンバーグの「Friday Night」か、ラヴァーボーイの「Working for the Weekend」ですね〜。聴いているだけで心ウキウキ(笑)やっと花金(完全に死語)休みだ!みたいな気分になります。
ラヴァーボーイの方は、邦題の「それ行けウィークエンド」もよかったのか、とりわけ日本では80s洋楽の定番ソング化しています。ただし、1曲だけ突出して知られたことで”一発屋”と見られがちですし、HM/HRファンには”売れ線狙い”のヤワなバンドと、誤解されている感があります。
しか〜し、実際にはポール・ディーンのエネルギッシュなギターワークを核にして、カナディアンのハード・ロック・バンドらしいテイストをしっかり持ち合わせています。むしろ、80年代のメインストリームを賑わせていく、アリーナ型ハード・ロッカーの先駆者のひとつとして位置付けられるでしょう。
今回ピックアップした「Hot Girls in Love」は、アルバムからのリードトラックとしてシングルカットされたハード・ロック・チューンです!ぶっちゃけ「それ行けウィークエンド」の完全に2番煎じで、2匹目のドジョウを狙ったわけですが、チャートでは全米11位を獲得し、元ネタを上回るヒットを記録しています。
楽曲の疾走感は2割増しで、マイク・レノの万人に受け入れられるハイトーンヴォイスを活かした、ポジティヴでキャッチーな曲調も最高ですね〜。曲作りにはアルバムをプロデュースした、ボン・ジョヴィでお馴染みのブルース・フェアバーンもクレジットされています。
さらにはエンジニアにマイク・フレッシャー、ボブ・ロックなど、80年代のHM/HRを創り上げていく重要人物が散見されます。そうした意味でも、80s好きのHM/HRファンなら改めて味わい直したいバンド、作品といえるでしょう。80s臭丸出しで素直に楽めるMVも、ストリーミングにアップされています!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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