※古きを聴いて新しきを知る。遠い昔になった時代の楽曲を振り返ります!
アメリカのサザン / ハード・ロック・バンド、モリー・ハチェット(MOLLY HATCHET)が、1979年にリリースした2枚目のアルバム『Flirtin' With Disaster 』の6曲目に収録。
演歌が日本人にしか受け入れられないように(マーティ・フリードマンは別ですけど笑)、カントリー・ミュージックやサザン・ロックといった、アメリカ土着で人気を誇る音楽やアーティストは、日本のマーケットではなかなか受け入れられず、本国での状況と乖離する傾向にありますよね。
71年にフロリダのジャクソンビルで結成されたサザンロッカーの大御所モリー・ハチェットも、日本のロックファンには、その存在をほぼ過小評価されてきたように思えます。それでも、比較的ハード・ロックに近い音楽性と男臭いバンドの世界観から、HM/HRファンの中にはマニアックに応援してきたファンもいることでしょう。
長いバンド史を持ち、オリジナルメンバーが誰もいない状態でバンドが今だに存続しているモリー・ハチェットですが、その黄金期といえばデビュー時から80年代中期にかけてになります。この時期のアルバムは軒並み全米チャートにもランクインしてますね。
中でも最高傑作として挙げられる機会が多く、HM/HRファンも必聴なのは本作『Flirtin' With Disaster 』でしょう。日本盤が出たり出なかったりしているモリー・ハチェットですが、2枚目の本作にして本邦デビューしてます。ちなみに邦題が「魔神の斧」で、毎回お馴染みの濃いイラストやロゴデザインも相まって、実にメタルライクですね(笑)。
今回ピックアップした「Flirtin' With Disaster」は、軽快でノリノリに刻まれるリフとリズム、シンプルでキャッチーなメロディラインが最高に心地よいハードなサザン・ロック・チューンです!リズミカルな調子は思わず手拍子を打ちたくなりますね〜。
売りのトリプルリードギター!のハードな応酬も気持ちよく、HM/HRファンの感性に響くでしょう。本作は全米19位でダブルプラチナムを獲得し、シングルとしても42位まで上昇しています。
ちなみにSpoftifyの再生回数は現時点で約4700万回!日米の温度差がすごいことになってます。
ぜひ、一度聴いてみてください!