※80sを象徴する音楽、産業ロックのあれこれを紹介していきます!
アメリカのメロディアス・ロック・デュオ、 ショウ・ブレイズ( SHAW-BLADES)が、1995年にリリースした1枚目のアルバム『Hallucination』の2曲目に収録。
3連休がスタートしたところで、お休み気分に合わせて今日はのんびりくつろげる系の楽曲をセレクトしましょう〜。
ショウ・ブレイズはご存知の通り、スティクス、ダム・ヤンキースのトミー・ショウとナイト・レンジャー、ダム・ヤンキースのジャック・ブレイズによるデュオになります。文字通りスーパーグループだったダム・ヤンキースは、当初の爆発的なヒットから長続きするかと思いきや、93年にテッド・ニュージェントがソロ活動を再開するなど、アルバム2枚で自然消滅してしまいました。
それでも、トミーとジャックによるコラボの音楽活動は続いていき、ダム・ヤンキースから派生する形でショウ・ブレイズがスタートしました。デビュー作には同じくダム・ヤンキースのマイケル・カーテロン(Ds)やスティーヴ・スミス(Ds)が参加していますが、そもそもドラムパート自体が脇役と言える音作りがなされています。
その音楽性は、2人からイメージするハードなアメリカン・ロック色は薄く、キャリアの奥底にある音楽的バックボーンが滲んでくるようなレイドバックしたものでした。アコギを大胆に導入したフォーキーな楽曲など、自然体の音像からリラックスして作品創りを行ったことが伝わってくるようですね。
それぞれリードシンガーを張れる2人が生み出す、極上のハーモニーに彩られたメロディは、キャッチーで親しみやすいものが多く聞かれます。それぞれのキャリアが生み出してきた産業ロックど真ん中の作風でなくとも、十分に楽しめる内容に仕上がりました。
今回ピックアップしたリードトラックの「I'll Always Be With You」は、アルバム中随一のキャッチーでポップなメロディが息づく、ソフトなロック・チューンです!
曲中に流れる暖かでほのぼのとしたムードが何ともまったり心地よいですね〜。ゆったりした時間を演出して、どこか懐かしい気持ちにさせてくれます。トミーとジャックの歌声の相性の良さも改めて感じ取れるでしょう!
2006年の2枚目は2人のルーツを辿るカヴァー集で、こちらもストリーミングで味わえます。
ぜひ、一度聴いてみてください!