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【楽曲紹介】ジョン・ロード(Jon Lord)「Chance on a Feeling」

※まさにHM/HRの黄金時代、80年代を彩った楽曲を振り返ります!

 

イギリスのキーボーディスト、ジョン・ロード(Jon Lord)が、1982年にリリースした4枚目のソロアルバム『Before I forgetの1曲目に収録。

 

先日のコラムで、今年はディープ・パープルの『Made in Japan(ライヴ・イン・ジャパン)』から50周年というのを書きましたが、早いもので2012年にこの世を去った、ジョン・ロードの10周忌にもあたります。

 

筆者はギターを弾くからか、HM/HRを聴く際にはまずギタープレイに耳を奪われがちですけど、ジョンだけは別物ですね。ロックを覚え始めの頃に聴いた「Highway Star」の名演があまりに衝撃で、この人は別格!という思いが刷り込まれたからでしょう。

 

パープル関連作品の中でも、比較的評価が高いジョンの一連のソロ作ですけど、個人的に好きなのが、赤地にゾウが描かれたジャケットが印象的な、”時の過ぎゆくままに”という邦題が付けられた本作です。時期的には、”白蛇”関連の作品という方が正しい解釈かもしれません。実際のところ、ホワイトスネイク人脈を中心に、なんとも豪華なゲストプレイヤー達が集結していますね。

 

アルバムは比較的派手な前半と静か目な後半(LPのA面とB面)と、かなり異なった作風で構成されています。ジョンのコアなファンは、後半こそが真骨頂で好きな方も多いと思われますが、筆者のようなライトなファンなら、前半が聴きやすいでしょう。

 

コージー・パウエルサイモン・フィリップス参加のインストも当然素晴らしいんですけど、個人的には今回ピックアップした、歌モノの「Chance on a Feeling」が、案外気に入っていています!この曲は、当時FMラジオで知らずに聴いて、ジョンのソロと知って驚きましたね。

 

オープニングを飾るに相応しく、心を踊らせる軽快なリズムと、明るめでキャッチーとさえ言えるメロディが意外性のあるロック・ナンバーで、こうした楽曲におけるジョンのプレイも聴きどころですね〜。バックは、バーニー・マースデン(Vo、G)、ニール・マーレイ(B)、イアン・ペイス(Ds)と、当時の白蛇勢のプレイをガッツリ楽しめるのも美味しいところです!

 

ぜひ、一度聴いてみてください!