※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本のヘヴィ・メタル・バンド、 ソー・ホワット?(SO WHAT?)が、1995年にリリースした1枚目のアルバム『So What ?』の2曲目に収録。
THE冠をはじめ、ヘヴィ・メタル系芸能人?として、ユニークで多彩な活躍を続ける冠徹弥。彼のキャリアの原点と言えるバンドが、このソー・ホワット?でした。
大阪の2丁目劇場に出演していた当時の映像が、ネット上でも散見されるように、マネジメントが吉本興業で、ギャグ、コミック要素満載のバンドイメージでしたね。そこには少々抵抗を感じつつも(笑)当時果敢にもCDを購入してまして、、はっきり覚えてないんですが、確か代表曲の「一発かましたれ」が、結構気に入ったからだったのかも知れません。
アルバムには放送禁止すれすれ、バカ丸出し(褒めてます)の歌詞満載で、ストリーミングで表示されないものがありますけど、、演奏や楽曲は一転、真性のスラッシュ・メタルをベースにしたおふざけなしのもので、普通にカッコイイ!というか、演奏や楽曲のクオリティも十分ですし、冠徹弥のヴォーカルも、いろんな意味でその才能の片鱗を見せています。
今回ピックアップした「薬売り」は、タイトルからしてすでにヤバそうな曲ですけど(汗)、ザクザクとしたクランチリフとシンコペーションの効いたリズムが心地よい、彼らの中でもとりわけスラッシュ色の濃い強力なチューンです!
ベイエリアのスラッシュ勢やアンスラックス、はたまた日本のユナイテッドあたりも彷彿とさせるサウンドで、当時のジャパメタとしては貴重でしたね〜。そこに未完成ながら、ロブ・ハルフォードばりにシャウトする冠のハイトーンが炸裂して、ソー・ホワット?ならではの個性を確立しています。サビはみんなでシンガロングしましょう!
ソー・ホワット?よりも後に、セックス・マシンガンズがブレイクしますけど、ギャグ要素を入れたキャラの濃いメタルでは、ソー・ホワット?が先駆者と言えますし、音楽性の違いがあるにせよ、聴かず嫌いが勿体無く、もう少し注目されてよかったのではと思います。そのDNAは、THE冠へとしっかり受け継がれていますね!
ぜひ、一度聴いてみてください!