※まさにHM/HRの黄金時代、80年代を彩った楽曲を振り返ります！
ドイツのハード・ロック・ギタリスト、マイケル・シェンカー率いるハード・ロック・バンド、マイケル・シェンカー・グループ（THE MICHAEL SCHENKER GROUP）が、1981年にリリースした、2枚目のアルバム『神話（MSG）』の7曲目に収録。
今週は、マイケル・シェンカー・グループの最新作『Universal』＆デフ・レパードの最新作『Diamond Star Halos』の発売にちなんで、両アーティストの楽曲を交互に取り上げていきます。
HM/HR史上では『神（The Michael Schenker Group）』こそが教科書的な名盤でしょいうが、個人的にマイケル史上で一番好きなアルバムが『神話（MSG）』の方です。何と言ってもスタジオ作で唯一、コージー・パウエルとマイケルの至高のコラボレーションが実現していますからね。
本当の意味で捨て曲なしの素晴らしい楽曲がずらりと並んでいて、前作以上にバンドとしての一体感が味わえますし、ゲイリー・バーデンの声質とマイケルのギターの相性の良さも改めて実感できますね。何かと叩かれたプロデューサー、ロン・ネヴィソンの音作りは、むしろ好みで全く気になりません。
収録曲中で最高のカタルシスを与えてくれるのが、今回ピックアップした「Looking for Love」です！当時、予約したLPレコードを取りに行って、家で初めて聴いた時の衝撃は、未だにHM/HRの古き良き原体験のひとつとして、心に刻まれています。お馴染みの”MSG”のロゴマークも登場しましたが
３連のマイケルのリフからコージーのドカドカとした２バスが唸りを上げ、Aメロ、Bメロ、サビへと叙情性の高いメロディとコード進行が続く完璧な展開。そして曲中で繰り返されるマイケルの泣きを極めたキメのフレーズ。フェイドアウトしていく最後の１音まで、何度聴いても心の深遠にじんわりと感動を与えてくれます。
２度と実現しない5人によるコラボレーション。マイケル・シェンカーが残してくれた最高の1曲として、これから先も大切に聴いていきたいですね！
ぜひ、一度聴いてみてください！
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