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【楽曲紹介】デフ・レパード(DEF LEPARD)「Run Riot」

まさにHM/HRの黄金時代、80年代を彩った楽曲を振り返ります!

 

イギリスのハード・ロック・バンド、デフ・レパード(DEF LEPARD)が、1987年にリリースした4枚目のアルバム『Hysteriaの9曲目に収録。

 

マイケル・シェンカー・グループの最新作『Universal』&デフ・レパードの最新作『Diamond Star Halos』の発売にちなんで、両アーティストの楽曲を交互に取り上げてきまして、今回が最終回になります。

 

『Pyromania』の空前の成功により、飛ぶ鳥を落とす勢いで全米マーケットを席巻し、当時ようやく日本でも正当な認知がされ始めたデフ・レパード。世界的なビッグネームへと上り詰める過程に起こってしまったリック・アレンの交通事故は、世界中のHM/HRファンに衝撃を与えましたね。

 

この悲劇の中で、バンドは解散やメンバーチェンジの道を選ぶのではなく、リックをドラマーのままで活動できる方法を模索します。デフ・レパードを救ったのは、シモンズドラムが開発した当時先端のテクノロジーと、それを叩きこなすべく訓練したリック自身の想像を絶する努力でした。

 

”テクノロジー”というキーワードは、ドラムサウンドだけでなく、『Hysteria』を形創る全ての音から感じ取ることができますね。まさに悲劇を逆手にとって、近未来のHM/HRサウンドを見事に呈示したのが『Hysteria』でした。

 

今聴いても古さを感じるどころか、次代の最先端を行くサウンドに聴こえるのは驚異的ですよね。全世界で約2500万枚以上という、バンド史上最大のモンスターアルバムになったのは、誰もが納得するところでしょう。

 

全曲スキのない『Hysteria』の中から、今回ピックアップした「Run Riot」は、アルバム随一のエッジと疾走感を誇るハードなロック・チューンです!比較的ゆったりとしたビートの楽曲が並ぶ中で、前作に収められた「Stagefright」に通ずるHM/HRバンドとしてのエナジーが感じられる良曲だけに、アルバムにおいて重要な役割を果たしています。

 

88年のヒステリアツアーでの来日公演は、様々な想いが詰まった良き記憶に刻まれていますが、この「Run Riot」は残念ながら演奏されませんでした。それから30年後のヒステリア完全再現ライヴで、ようやく生演奏を聴けたのは感慨深かったですね!

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

ラン・ライオット

ラン・ライオット

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