※タイトルに「METAL(メタル）」のワードが入った楽曲を紹介していきます！
スウェーデンのヘヴィ・メタル・バンド、ミーン・ストリーク（MEAN STREAK）が、2009年にリリースした1枚目のアルバム『Metal Slave』の9曲目に収録。
今回は2000年代以降のちょい新し目のところからいってみましょう〜。オルタナ・グランジからの揺り戻しで、北欧ではハンマーフォールの躍進を起点とする、80sテイストを醸し出す新世代の正統派メタル勢が次々登場しましたね。
このミースストリークもそうした流れの延長戦上にあるといえますが、興味深かったのは北欧の新世代メロデスなど、どちらかといえばエクストリームなメタルバンドを裏方で支えた連中が、自ら楽器を持って正統的なメタルを奏で始めた現象でした。
ドリーム・イーヴルを立ち上げ、このミーン・ストリークのミックスにも関与したフレドリック・ノルドストロームがその代表格でしょう。そして、ミーン・ストリークのメンバーであるトーマス”プレク”ヨハンソンも、スウェーデンの「パニックルーム」というスタジオを起点に数多くのメタル作品の制作に関与しています。
バンド名こそY＆Tの名作をすぐさま連想させますが、元々アイアン・メイデンのトリビュートバンドをやっていたらしく、今回ピックアップしたタイトル曲「Metal Slave」は、それを如実に表したヘヴィ・メタル・チューンです！
当初2007年頃のデモに収録された楽曲ですけど、メイデンのなりきり具合が半端ありません（笑）。フレーズ、アレンジ、リズムの絡ませ具合など、ヴォーカルは少々弱いとはいえ、メイデンの新曲ですよ〜と言われてもそこそこ騙せそうなレベルですね〜。むしろ、最近のメイデンよりも良かったりして、、（汗）。
しかも歴戦の裏方を務めた自身の作品だけに、サウンドプロダクションの練られ方も折り紙付きで、こういう人達が本気を出せば相当な作品が作れることを証明しましたね。ただし、メンバーの年齢もそれなりにいってたり、お世辞にもロックスターな風貌ではなかったり、ちょっと残念なポイントがあるのも事実です。
とわいえ、音源で味わうには十分に楽しめるハイクオリティな正統派メタルだと思います！
ぜひ、一度聴いてみてください！
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